東京国際映画祭開幕!!
遂にやってきました東京国際映画祭!
ブンブンも六本木にやってきました!
昨年は留学中で行けなかったので、
2年ぶりの対面でテンションアゲアゲである(*^_^*)
ってことで早速一本目デンマークとドイツの合作にして
コンペティション作品「地雷と少年兵」をウォッチングするど~
もくじ
ヒトラーの忘れもの
TIFFタイトル:地雷と少年兵
原題:LAND OF MINE
監督:マーティ・ピータ・サンフリト
出演:ローラン・モラー、ミケル・ボエ・フォロソガー
評価:60点
あらすじ
デンマークの実写版マインスイーパーと言える作品。デンマークの海岸沿いの地雷を撤去させる為、
敗北したナチスの少年兵がかり出される。
憎きナチスではあるが、指導官は
段々心を揺さぶられ…と言った話。
デンマークでも知られていない、
凄惨な事実と向かい合った意欲作と言えよう。
やっぱりデンマーク映画だな~
デンマーク映画はとにかくバイオレンス描写が
韓国ほどではないにしろ、キツい。
この作品も例外ではない。
少年兵が施設で地雷除去の訓練するところ
から始まる。本物の地雷を使って訓練するため、
一歩間違えたら爆死である。
少年兵の中には不器用な者もいる。
手元が震えながら、焦らして焦らして…
もうやめて~と悲鳴を上げたくなるぐらい怖い。
しかも、パターンが読めて来るゾ来るぞー
と思ったら爆破させなかったり、
思わぬところで爆発させたり…
観客も地雷原に放り込まれた
気分にさせられる。
このサスペンス描写と爆発による
怪我人の描写が本当に痛々しくて…涙目です。
余談だが、実写版マインスイーパーの動画
おい、少年兵どうした?
おっ、これは大傑作かなと
思ったのだが、惜しくも致命的なシーンが存在した。
結構地雷原をゆうゆうと駆け回っているのだ!
仲間が爆発して、やたらと他の仲間たちが走って
駆け寄るが、おいそこそこ!地雷原だぞ!
ここで、駆け寄った人も爆発するシーンを
一回入れたら万々歳の出来なのに、
それをやらなかったせいでストーリーの
強烈さが激減。後半の展開の雑さも重なって
「惜しい!」と言わざる得ない作品になってしまった…
マーチン・ピータ・サンフリト監督にインタビューしよう!
上映後Q&Aがあったので、北欧研究会員として
全力でマーチン・ピータ・サンフリト監督
に質問を投げかけてみました。
Q.「この作品の地雷除去シーンは本当にいつ爆破するか
分からない恐怖を演出しきっていましたが、
この作品を撮る上で気をつけたことはありますか?」
A.(マーチン監督)「良い質問だね。最初、元となった本を読んだら、
少年が出てきてすぐ、『彼らは爆発して亡くなる運命なんだな』
と感じました。だから、スリラー路線で作ることに決めた。
ロケでは、いつでもすぐ撮影できるように俳優たちに
きびきびと動くよう指導しました。」
そう監督が言うと、主演のローラン・モラーが、
「実は驚いたことに、撮影中本物の地雷が出てきて
ニュースになったんだ。これからデンマークに来る際は
海岸沿いの別荘をレンタルすることをオススメするよ。
きっと安く借りられるよ!」
と劇中からは想像もつかない穏やかな顔で
ジョークを飛ばしてました。
東京国際映画祭の良いところは、
気軽に監督や役者からサイン、写真を
ゲットしやすい点にある。
ってことで、主演のローランさんとツーショット♡
イケメンなおじさんでした。
ちなみに「地雷と少年兵」は
既に日本での配給が決まったとのことなので、
来年には劇場公開するようですよ~
ユーロスペースかな?新宿武蔵野館かな?
2016年12月よりシネスイッチ銀座にて
公開が決定しました。
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