“Ç”三船敏郎をテーマにしたデンマーク映画?「ミフネ」

ミフネ(MIFUNE)

ミフネ

監督:ソーレン・クラーク=ヤコブセン
出演:アナス・ベアテルセン、イーベン・ヤイレetc

照明器具の禁止、全編ロケ、アクションシーンの禁止など
厳しい制約プレイで映画を撮る1990年代に起きた
デンマークニューウェーブ「ドグマ95」第三作目。

セレブレーション」「イディオッツ」と世界的に評価を受け、
ハードル高まっているにも関わらず、ベルリン映画祭
審査員グランプリ
を制した今作。

三船敏郎から取ったタイトルにも関わらず、
TSUTAYA渋谷店に置いていないソフト。
新宿店にVHSとして置いてあるレアソフト
をようやく鑑賞することに成功したぞ!

あらすじ

上京した田舎者が、逆玉の輿を狙っている
矢先に父親が死亡し、貧しいムラへ
戻ってくる羽目になる。
その田舎者には弟がおり、
重度の知的障害者で要介護だ。
悩んでいた矢先に、
元娼婦のハウスキーパーと
その弟が家に住み着くようになり
奇妙な共同生活が始まる。

結構リアルなデンマーク問題?

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相変わらず、デンマーク映画定番の強烈な
シーンが多い作品。冒頭から、女の人が
ドラゴンのようなあえぎ声をあげる
セックス場面から始まり、家族の目の前で
鑑賞中のブンブン気まずくなるw

デンマークって幸福度ランキング1位の
福祉国家っていうけれど、
近年移民問題、福祉国家に甘える人
が増えて困っているという。

主人公はデンマークの貧村出身だが、
移民問題として観るとかなりリアルだ。
移民は、自分の身分を隠してセレブに
なろうと努力する。でも、現実に
引き戻され、身動きが取れなくなる。

この作品で三船敏郎を扱っているわけとして、
七人の侍」での三船敏郎のポジションが
過去を隠して侍と偽る元百姓と
下級出身を隠して意地になる
主人公とをリンクさせているという。
最近、映画のキーとなる名前に
日本語が使われるが、こんな
使われ方はまず見ない。故に
異様な雰囲気を放っている。

そして、強烈

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ブンブンは大学の卒業論文で
デンマーク映画の暴力性につて
研究する予定なのだが、
マジでデンマーク映画鬼畜過ぎw
ラース・フォン・トリアーだけじゃない。
この作品、一見普通の感動話に
見えるのだが、冒頭5分ぐらいで
壮絶なセックスシーンが始まる。

あと障がい者である親戚を見殺しにするような
シーンもあり、結構目を覆いたくなりますw

幸福度ランキング1位のデンマークで
何が起きたのか?北欧のヘビメタ文化
と関係がありそうだぞー
「ミフネ」予告編

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