アンダー・ザ・スキン 種の捕食(UNDER THE SKIN)
監督:ジョナサン・グレイザー
出演:スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・マクウィリアムスetc
一昨年、ヴェネチア国際映画祭で話題になり、
カイエ・ドゥ・シネマ2014年ベストテンで
なんと、グザヴィエ・ドランの「Mommy」や「ニンフォマニアック」
を差し置いて3位を獲得したビックリSF映画をようやく
観ました。
密着24時。風俗エイリアンの一日
カルト映画「記憶の棘
」から10年の沈黙を
経て作られた今作。後述するCGのシーンに
金を使いすぎたためか、ほとんどドキュメンタリー
と言って良いほど物語感ゼロの映像の連続です。
スカーレット・ヨハンソン扮するエイリアンが、
交通ルールを守りつつ(人が多すぎて通りにくい場所も
慎重にルール厳守で切り抜けるところは爆笑)、
お一人様をナンパ。お目当ての男がいると
「あそこまで連れてってあげると」男を
だまし、誘拐。
警察24時もびっくりな密着映像に笑いが
こぼれます。ゲリラ撮影も多い作品とのことで、
一般人の純粋な驚きも観れて楽しい。
捕食シーン
そして、誘拐した人は黒や白に囲まれた特殊空間に
転送される。ヨハンソンのセクシーさについて行くと、
沼に飲み込まれて…スポン!と皮だけにされてしまうww
アーティスティックなんだけれど、全然ヨハンソンが脱がないから
人によってはフラストレーションが溜まりまくりますww
転機
劇中、永遠に捕食の様子を繰り返しているのだが、
ある人を捕食しようとした時から歯車は狂い出す。
感情を注入されてしまったヨハンソンは、
人間に憧れはじめて怪奇な行為に走る。
そして、哀しくも大爆笑なエンディングへと
まっしぐら!
一番面白いところが、どう言ってもネタバレなので
真相は実際に観てほしいのだが、
ヨハンソンを無駄遣いしているようにみえる。
そして、その無駄使いの仕方が爆笑を
生む作品。好き嫌い分かれると思うが、
一見の価値あるカルト映画と言えようw
コメントを残す