イメージフォーラム

2021映画

【ケリー・ライカート】『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』ワシらはデカいことしたいんじゃい

渋谷イメージフォーラムでケリー・ライカート特集が大盛況で、彼女の新作『ファースト・カウ』も日本公開が決まった。2020年からコロナ禍にもかかわらず彼女の映画の魅力を発信し続けたGucchi’s Free School(グッチーズ・フリースクール)の尽力あっての快挙であり私も嬉しく思っています。さて、昨年の前半にケリー・ライカート祭をした際にジェシー・アイゼンバーグ主演の『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』を観たのですが、あまりの退屈さとジェシー・アイゼンバーグ特有の不穏さが引き出せていない印象を受け低評価をつけた。しかし、スペースでケリー・ライカート会を開くにあたって再観したら、これがとてつもなく面白かった。恐らく、昨年PC画面で観たことが関係しているのだろう、テレビの大画面で観たら、何が映っているのかがよく分かった。と同時に、本作こそ映画館で上映されるべき作品であると感じた。故に、当ブログで紹介しようと思う。

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『ヴィクトリア(2020)』沙漠を彷徨う魂は生を岩に刻んだ

イメージフォーラムで上映されているサニーフィルムドキュメンタリー映画2作品。『クレストーン』に引き続き、『ヴィクトリア』を観賞しました。本作は第70回ベルリン国際映画祭でカリガリ賞を受賞している。カリガリ賞といえば、春先に公開された『ハイゼ家 百年』(こちらもサニーフィルム配給)やチリの壮絶なストップモーションアニメーション『THE WOLF HOUSE』、7時間半の伝説的白黒映画『サタンタンゴ』などが受賞している。日本からも園子温監督の『愛のむきだし』が受賞している。ラインナップを見ると分かるとおり変わった映画が受賞していることが多い。そして『ヴィクトリア』も例に漏れず変わった映画であった。

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【踊らないインド映画】『ジャッリカットゥ 牛の怒り』牛の怒りというよりかは牛のドン引きだよね

2021年は踊らないインド映画を研究対象にしている。友人から、「第30回アジアフォーカス・福岡国際映画祭に面白そうな踊らないインド映画があるよ。」とオススメされたのが『ジャッリカットゥ 牛の怒り』であった。その時は日本公開されなさそうなアクション映画だなぐらいにしか思っていなかったのですが、あのイメージフォーラムことダゲレオ出版配給で日本公開が決まりました。予告編を観ただけで戦慄すら覚える魔界。海外旅行ができない今だからこそ、楽しめるのではと私はこの魔界に足を踏み入れました。