感想

2021映画

【東京国際映画祭】『スワン・ソング』ウド・キアの頭にシャンデリア

第34回東京国際映画祭で上映されるウド・キア出演作『スワン・ソング』を観ました。本作は実在したヘアドレッサーPat Pitsenbargerの実話に基づいた話である。監督はゲイをテーマにした作品『Edge of Seventeen』の脚本を手掛けたトッド・スティーヴンス。日本では恐らく初めての紹介となる。

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『THE CARD COUNTER』男は運命を数える、再び暴力のカードを引き当てぬように

『タクシードライバー』の脚本家として知られ、今でもコンスタントに監督、脚本作を世に放っているポール・シュレイダー。彼の新作『THE CARD COUNTER』が第78回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品された。予告編を観る限り、ソダーバーグ映画のような作りをしていたのですが、観てみると『魂のゆくえ』から進化したブレッソンショットが楽しめる大傑作でした。

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『DUNE/デューン 砂の惑星』ヴォイスが我々に語りかける

アレハンドロ・ホドロフスキーが頓挫させ、デヴィッド・リンチが失敗させてしまった悪夢の映画化『DUNE』にドゥニ・ヴィルヌーヴが名乗りを挙げた。すっかりSF超大作の人となった彼が『DUNE/デューン 砂の惑星』を映画化。2部作の前編が日本で公開された。Twitterでの評判はお葬式モードでした。確かに、それも納得な作品である一方で、『十戒』、『ベン・ハー』、『天地創造』といった50~60年代の超大作を彷彿とさせる見応え抜群な映画となっていました。

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【YIDFF2021】『理大囲城』籠城戦で壊れていく学生たち

山形国際ドキュメンタリー映画祭2021大賞を獲った作品は香港民主化デモにおける香港理工大学籠城事件を内部から捉えた『理大囲城』だった。匿名の監督たちによる作品より、本作には監督が実質存在しない。現地では上映できず、日本公開も非常に難しいとのことなので、最終日の臨時上映に駆けこみました。本作に採点をつけるような真似は私にはできない。だが、多くの方に観て欲しいので、FilmarksとTwitterのみ★5をつけることにしました。

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『彼女はひとり』立教大学大学院映像身体学科が熱い!

アメリカだと、ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツが力を持っており、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティションに学校のプロジェクトで作った映画『Yomeddine』を出品したり、セネガル出身監督ママドゥ・ジャの『Baamum Nafi』を第72回ロカルノ国際映画祭で2冠(Golden Leopard – Filmmakers of the Present,Best First Feature)に導いたりしている。

では日本ではどうか?