【フランス映画祭2026】『A Private Life』Psycho killer, qu’est-ce que c’est

A Private Life(2025)

監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ジョディ・フォスター、ダニエル・オートゥイユ、マチュー・アマルリック、ヴィルジニー・エフィラetc

評価:50点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

フランス映画祭2026にてレベッカ・ズロトヴスキ新作『A Private Life』が上映されるということで夜勤明けにユーロライブに行ってきた。

『A Private Life』あらすじ

著名な精神科医リリアン・スタイナーは、担当していた患者の一人が亡くなったことを知り、深く動揺する。それが殺人だったと確信した彼女は、真相を突き止めるため自ら調査に乗り出す。

※フランス映画祭2026より引用

Psycho killer, qu’est-ce que c’est

本作は精神科医のリリアンが亡くなった患者の真相を探るために催眠療法を行い、陰謀論に近い妄想に憑りつかれていく様子を描いたコメディ映画である。精神科医にもかかわらず、コンプライアンスガン無視でスピっているあたり、ジュスティーヌ・トリエ『愛欲のセラピー』に近いノリを感じる。ただ、『愛欲のセラピー』と異なるのはユダヤ人としての不安を明確に描いていることである。

催眠療法によって、ナチス占領下のパリにて捕まる直前を幻視する。彼女はその幻視を軸に謎を解明しようとするが、周囲との関係は悪化していく、。誰も理解してくれない様が剥き出しの形となって表現されていくのだ。狂っているとしか思えないリリアンの行動を通じて理解され難いユダヤ人の心理を提示した映画として興味深く観た。

なお、何故かフレデリック・ワイズマンがちゃっかり出演していて、彼は晩年に変な映画ばっかり出演しているなとジワった。