『Jóhanna af Örk』定点で作られる遊び場

Jóhanna af Örk(2025)

監督:フリーヌル・パルマソン

評価:65点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

『ゴッドランド/GODLAND』のフリーヌル・パルマソン新作『Jóhanna af Örk』を観た。

『Jóhanna af Örk』あらすじ

Three siblings craft a knight-like figure, only to unleash a barrage of arrows upon it. Through the seasons, we observe their lives as they both construct and demolish their lifelike creation.
訳:三兄弟が騎士のような像を作り上げ、矢の雨を降らせる。四季を通して、彼らが生き生きとした像を造り、そして破壊していく様子を、私たちは見守っていく。

※Festival Scope Proより引用

定点で作られる遊び場

本作は『季節をめぐる小さな家(NEST)』に引き続き、定点で遊び場が作られる様を捉えている。『季節をめぐる小さな家』はツリーハウスのような小屋ができる過程を描いていたが、本作はさらにミニマムなものとなっており、2人の少年が穴を掘って大きな杭を打ち込み、そこに人形を配置する過程が描写される。人形が設置されると、少年は弓を放った李、剣で攻撃したりとごっこ遊びを行う。その際のフレームの外側からオブジェクトが挿入されるショットにカッコよさを感じるのだが、実際の時間の流れとごっこ遊びをする中で介在するフィクショナルな時間の流れが独特な空気感を生み出していく。おもえば、『ゴッドランド/GODLAND』も建造の映画だった。フリーヌル・パルマソン監督はものが作られる際に流れる時間に対する関心が強い監督なのかもしれない。