『愛の予感』#define Heisokukan //閉塞感定数

愛の予感(2007)

監督:小林政広
出演:小林政広、渡辺真起子etc

評価:30点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

『旅と日々』以前にロカルノ国際映画祭で最高賞を受賞した作品と聞いて、小林政広監督『愛の予感』を観た。てっきり初見かと思っていたのだが、高校生の時に観ていたことに気づいた。

『愛の予感』あらすじ

「バッシング」で注目を集めた小林政広監督が、少女による同級生刺殺事件の被害者の父と加害者の母の絶望と再生を描き、日本人監督としては37年ぶりにロカルノ国際映画祭グランプリに輝いた人間ドラマ。14歳の少女が同級生の少女を刺殺した。生きる希望をなくした被害者の父・順一と、身を隠すように東京を離れた加害者の母・典子は、偶然にも北海道で再会し……。「殯の森」の渡辺真起子が典子を、小林監督自らが順一を演じる。

映画.comより引用

#define Heisokukan //閉塞感定数

本作は殺人事件被害者の父と加害者の母のルーティンを描いた作品である。『バッシング』同様、閉塞感ある日常を生々しく描いているのだが、本作は冒頭とラスト以外はセリフがなく『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』スタイルで描かれている。ファスト人生である映画、決定的事象を並べてナラティブを生み出す映画に反することでナラティブの外側に押し込められた人々へ眼差しを向けるわけだが、いかんせん冒頭でべらべらとコンセプトをしゃべり過ぎているので薄っぺらい作品のようにしか見えなかった。