『Reflection in a Dead Diamond』イメージのバンドデシネ

Reflection in a Dead Diamond(2025)

監督:エレーヌ・カテト、ブルーノ・フォルザーニ
出演:ファビオ・テスティ、ヤニック・レニエ、ケーン・デ・ボーウ、マリア・デ・メディロスetc

評価:70点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

ベルリン国際映画祭コンペティションに選出されたエレーヌ・カテト&ブルーノ・フォルザーニ新作。『デス・バレット』の監督だけあって今回も過剰積載な作品であった。

『Reflection in a Dead Diamond』あらすじ

A retired spy suspects his former adversaries have resurfaced when his intriguing neighbor vanishes.
訳:引退したスパイは、陰謀を企む隣人が姿を消したことから、かつての敵が再び現れたのではないかと疑う。

※IMDbより引用

イメージのバンドデシネ

本作はバンドデシネ的な空気感の中でスパイアクションが断片的に紡がれていく内容でストーリーというよりかはクリシェのイメージをつるべ打ちにしていく。その手数はやたらと多く、ダイヤモンドアイの指輪、銃弾をヒールのピンにし武器とする様、銃不具合からの鈍器撲殺などといった画になるスペクタクルで覆い尽くされる。

この過剰さは好みが極端に分かれる。『デス・バレット』が好きならハマるだろうし、大嫌いなら本作も必然と苦になる。

アート系映画ながら、サクッと楽しめた一本といった感じだろう。