『ドミノ』ロバート・ロドリゲスにチェンソーマンを実写化してほしい件

ドミノ(2023)
Hypnotic

監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、ウィリアム・フィクナー、ハラ・フィンリーetc

評価:70点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

観逃していたロバート・ロドリゲス『ドミノ』を観た。最近、『悪魔と夜ふかし』や『トラップ』など刺さるジャンル映画が多いのが嬉しいところ、本作も中々面白い一本であった。

『ドミノ』あらすじ

ベン・アフレックと「アリータ バトル・エンジェル」のロバート・ロドリゲス監督がタッグを組み、行方不明になった娘を探す刑事が“絶対に捕まらない男”を追い、事態が二転三転していく様子を描いたサスペンス。

公園で一瞬目を離した隙に娘が行方不明になってしまった刑事ロークは、そのことで強迫観念にかられ、カウンセリングを受けるようになるが、正気を保つために現場の職務に復帰する。そんなある時、銀行強盗を予告するタレコミがあり、現場に向かったロークは、そこに現れた男が娘の行方の鍵を握っていると確信する。しかし男はいとも簡単に周囲の人びとを操ることができ、ロークは男を捕まえることができない。打つ手がないロークは、占いや催眠術を熟知し、世界の秘密を知る占い師のダイアナに協力を求める。ダイアナによれば、ロークの追う男は相手の相手の脳をハッキングしていると言う。彼女の話す“絶対に捕まらない男”の秘密に混乱するロークだったが……。

アフレックが主人公の刑事ダニー・ロークに扮し、“絶対に捕まらない男”を「クラッシュ」「ブラックホーク・ダウン」など様々な大作・話題作で活躍するウィリアム・フィクトナー、占い師のダイアナを「エリジウム」「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のアリシー・ブラガがそれぞれ演じる。

映画.comより引用

ロバート・ロドリゲスにチェンソーマンを実写化してほしい件

娘が誘拐され、失意に暮れる刑事が銀行強盗を追う中で、娘のことを知っていると思われる男と対峙する。彼は催眠能力を持っており、自由自在に相手を操ることができる。味方が自分に銃を向ける窮地を、占い師を雇って脱しようとする。

本作は日本のアニメや漫画で観るような、いつの間にか操られているゾクゾク感を堪能できる作品である。気が付いたら『インセプション』さながらぐにゃぐにゃになった地を彷徨い、はたまたハリボテな空間へと迷い込み、何が真実か不明瞭なまま、逃げまどう。だが、その道中で覚醒し、催眠解除の術を身に着けていくところが漫画的で面白い。

日本の漫画が実写化されると、ハリウッドでも残念な結果になりがちだが、ロバート・ロドリゲスはきっと凄い作品を放つだろう。『チェンソーマン』を実写化するならロバート・ロドリゲスが適任だと思った。
※映画.comより画像引用