2019映画
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#映画検定対策 オススメ書籍8選
#映画検定対策 オススメ書籍8選
おはようございます、チェ・ブンブンです。
先日、電撃発表された映画検定5年ぶり開催の知らせにワクワクドキドキしています。
映画検定とは、noteにも書いた通り、高校時代惜しくも数点足りず2級を落ちてしまった因縁の検定であります。今考えると、映画検定は映画の知識を問うよりかは、いかにキネマ旬報の好きな映画を知っているかなクイズ程度のもので、別に2級、1級取ったから何かが変わるってものではないのですが、やはり高校時代の自分には勝ちたいなと思って受けることにしました。一応、公式サイトに上がっている2級の模擬問題は瞬殺全問正解なので、このレベルの問題しか出ないようであれば恐らく受かるとは思います。
ただ、やはり万全の準備で臨みたい。そして、折角検定受けるのであれば、普段観ない映画のジャンルを開拓したいということで、先日1万円ぐらいかけて本を購入しました。また、今回初めて映画検定を受ける方もいるでしょう。何を買って勉強したらいいのかよく分からない方のために、ブンブンがオススメする対策本を10冊紹介していこうと思います。恐らく、これらの本+アルファWikipedia等の情報収拾で2級までは取れるかと思います(1級は完全に運ゲーなので、日々の映画活動を頑張りましょう…)。
※映画検定公式サイト
1.映画検定 公式テキストブック(キネマ旬報社)
2級まではこの公式テキストブックがあれば傾向が分かります。映画といってもジャンルが広いので、いかにキネマ旬報が好きそうな映画を把握するのかが勝負の分かれ目。特に、キネマ旬報ベスト・テンについては全部の級で何かしら聞かれるので押さえておくといいでしょう。記憶力に自信があるのなら、1960年代あたりからのランキング全部覚えると強いかもしれません。ベストテンに選出された作品で、気になった作品があれば検索する癖をつけましょう。また、今年のベストテンと比較して、似たようなベストテンになっている年のラインナップを調べてみるのもオススメです。例えば、2018年度の日本映画ベストテンには『菊とギロチン』、『友罪』と同一監督作品が並んでいるが、キネマ旬報ベストテンを遡ってみると、別に珍しくないことが分かります。場合によっては、2人の監督が2作品ずつベストテンにランクインしている年なんか存在するので、こういったところを押さえておくと2級、1級は攻略できるのではないでしょうか?
2.キネマ旬報ベスト・テン90回全史(キネマ旬報社)
正直、ガチで2級、1級を狙いに行くのであれば公式テキストよりもこちらの図鑑で対策した方がいいです。キネマ旬報ベスト・テンのラインナップだけでは、何故この作品が入選したか分からないことがあります。この本は、当時の社会情勢や映画業界の状況を解説してくれる映画検定受ける受けない関係なく、映画ファン興奮の代物です。しかも2016年、つい最近のベストテンまで網羅されているので、これぞ最強の対策本と言えます。
3.スティーブン・ジェイ・シュナイダーの図鑑シリーズ(スティーブン・ジェイ・シュナイダー)
当ブログでも時たま登場する聖書『死ぬまでに観たい映画1001本』のスティーブン・ジェイ・シュナイダーは『501映画スター 国際版・男優女優501人オールカラーガイド』や『501映画監督―国際版・名匠501人オールカラーガイド』といった別の図鑑を出しています。もし、あなたが俳優に疎いのであれば、間違いなく『501映画スター 国際版・男優女優501人オールカラーガイド』をオススメします。映画史にとって重要な役者の出演作やエピソード、さらにはあだ名といったところまで教えてくれる素晴らしい辞典です。古い映画に対する鑑賞意欲も湧いてくることでしょう。
4.キネマ旬報 2019 No.1805 映画業界決算特別号(キネマ旬報社)
キネマ旬報社は、映画雑誌の中でも毎年映画業界の決算状況を細かく記録している。そして映画検定2級レベルになると観客動員数周りのビジネス面が問われる。裏を返せば、近年の興行収入面の情報を頭に入れておけば得点率をあげることができるのです。そしてこの決算号は、映画業界に行きたい方の業界研究資料としても有効なので、ビジネス面から映画を観たい人必読の書と言えます。
5.日本映画史110年 (集英社新書)
映画史の本って堅っ苦しいイメージがあります。特に日本映画となると漢字の固有名詞独特の重さがあり、なかなか読む気にはなれないのですが、これは非常に読みやすい本でした。『マダムと女房』の時代からライムスター宇多丸が苦しめられてきたポンコツ邦画の時代まで網羅的に解説している本作は、絶妙な浅すぎず深すぎないバランス感覚で日本映画史に対する好奇心を揺さぶってきます。時折、筆者の熱が前面に出てきて白熱教室さながら。個人的に日活ロマンポルノの発生と、その後のピンク映画の変遷の流れが頭にスッと入りました。サクッと2時間ぐらいで読めてしまうので、日本映画史どこから手をつけたらいいのか分からない方は、まず手にとってみてはどうでしょうか?
6.現代映画用語事典(キネマ旬報社)
映画検定の記述問題対策としてこの本が有効です。短い文字数で的確に映画史の重要単語について説明しています。必須の本ではありませんが、映画用語をおさらいしたい場合に有効だと言えます。余談だが、ブンブンは大学時代のレポートで一番引用したのがこの本です。
7.フランス映画史の誘惑(集英社新書)
映画本は普段、ほとんど読みません。実は読んで面白いなと思える人となかなか出会わないので避けているところがあります。そんなブンブンでも四方田犬彦と中条省平の書き方は非常に読みやすくかつ、情報量も多くて一目置いています。映画検定公式サイトを読むと、どうやらヌーヴェルヴァーグあたりは出題されそうな気がするので、これで一気に復習しましょう。意外と忘れがちなフィルムノワールなんかの説明もあって、痒いところに手が届きます。
8.男はつらいよ パーフェクト・ガイド ~寅次郎 全部見せます(松竹株式会社)
映画検定では、シリーズものから出題される傾向が高いです。確かに、出題者側の問題作成コストが低い割に一定の難易度を確保できる点、問題作成に迷ったら入れたくなりますよね。今年は『男はつらいよ』50作目が公開されます。このシリーズには、あの樹木希林が出演していたり、エピソードやマドンナネタなどいくらでも問題が作れる金脈となっています。そんな『男はつらいよ』を勉強するのであればこの1冊あれば鬼に金棒です。寅さんオタクでも、寅さんフルマラソン完走者でも知らないことを沢山教えてくれます。意外なことに、寅さんが訪問していない県が6県も存在(栃木県、埼玉県、神奈川県、富山県、徳島県、高知県)していたことに驚きです。
最後に…
ブンブン、現在職場の昼休みに上記の本を読んで勉強しています。5年ぶりの開催ということで、問題形式がガラリと変わっている可能性があるので、落ちちゃうかもとヒヤヒヤしているのですが、高校時代のブンブンに勝てるよう頑張っていきたいと思います。また、今回映画検定を受ける方のご健闘を祈ります。
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