若き兵士たち 栄光なき戦場(1985)
Tuntematon sotilas
監督:ラウニ・モルベルイ
出演:Eero Aho、Johannes Holopainen、Jussi Vatanen、Aku Hirviniemi etc
評価:85点
おはようございます、チェ・ブンブンです。トーキョーノーザンライツフェスティバルで戦争映画『若き兵士たち 栄光なき戦場』を観てきた。本作は、ヴァイノ・リンナの小説『無名戦士』の映画化で『地獄の最前線』 のリメイクです。6月22日に新宿武蔵野館他にて2度目のリメイク『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』が公開されます。こちらはマイケル・ベイやメル・ギブソンもびっくり!ワンテイクでの火薬量の多さでギネスブック認定された作品だ。さて今回観る『若き兵士たち 栄光なき戦場』はどんな作品なんでしょうか?
『若き兵士たち 栄光なき戦場』あらすじ
対ソビエト戦の継続戦争を、機関銃小隊に配属された若手徴兵者の戦いを通じてリアルで壮大なスケールで描く。国民的小説家ヴァイノ・リンナが自身の戦争体験をありのままに綴った「無名戦士」を、フィンランドの自国映画歴代興収No.1 の『地獄の最前線』(1955)に続き、30 年ぶりに映画化。3 度目の映画化となるアク・ロウヒミエス監督版は2019 年日本公開予定。
※トーキョーノーザンライツフェスティバル公式より引用
フィンランドの黙示録
今回のトーキョーノーザンライツフェスティバル。なかなかFor Meな作品に出会えなかった中、これはあたりだった。本作はフィンランド版『橋』、『炎628』であり、『地獄の黙示録』であった。
なんと驚いたことに、実際の戦場に潜入したドキュメンタリー『レストレポ前哨基地』よりも恐怖を抱いた。本作は、まるで本物の戦場にカメラが紛れ込んだような作品。今では絶対撮れない、ガチな戦争が眼前に広がっていた。馬に直撃する爆発、至近距離での銃撃、数m先の戦車が大爆発。とにかくヤバイ!どうかしています。ガルパンで観たことのある、コンパクトなフィンランド戦車もあの可愛らしさはなくなりドッカンドッカン大暴れ!もはや死者の一人二人はいてもおかしくないし、馬なんか爆撃直撃しているではありませんか。あまりにどうかした地獄旅に、頭がクラクラしました。
6月公開のリメイク版の予告編を観ると、ちょっと綺麗すぎるのではと思うところがある。いくら火薬量でギネスブック認定されたとしても、これを超えるのはなかなか難しいのではと感じました。ちなみにこのシリーズは全て3時間コース。もし調整する際には、万全な体調管理をする必要があります。
コメントを残す