リベンジgirl(2017)
監督:三木康一郎
出演:桐谷美玲、鈴木伸之、清原翔etc
評価:30点
昨日、『未成年だけどコドモじゃない』の絶賛評をアップしました。実はこの作品を観た夜に、別のラブコメ映画を観てきました。その名も『リベンジgirl』。何に対してリベンジするのでしょうか?
『リベンジgirl』あらすじ
性格以外パーフェクトな女・宝石美輝。彼女は24歳にして失恋する。相手は政治家の斎藤裕雅。むかついた彼女は内閣総理大臣を目指す。そんな彼女の前に政治家秘書の斎藤裕雅が現れ…日本でドナルド・トランプを生む方法
TOHOシネマズフリーパスポートで観ました。事前知識ゼロで観たら、今年最大級の衝撃作だった。
まず、ファーストインパクト。それは桐谷美玲扮する女・宝石美輝がF☆CKが星の数ほど人々のヘイトを溜めるまくるクソ女だということ。冒頭1分のミスコンシーンの彼女の言動から、ため息が出た。「これを2時間観るの?」と。
そして、セカンドインパクト。それはタイトルの意味。女たらしの政治家に嵌められ捨てられた彼女が、なんとリベンジとして総理大臣を目指す話だったのだ!つまり、本作は政治ドラマでもあったのだ。
、、、私はこの時点で青ざめた。政治的思想ゼロ、ただただ私的目的で選挙に出ようとしている奴が総理大臣になったら、日本もドナルド・トランプ政権みたいになってしまう。安倍晋三頑張って彼女を排除せよと。
サードインパクト、、、それは、彼女が真面目に選挙で得票数を稼いでいるところだ。政治家としてありえないinstagramの使い方でフォロワー数を稼いでいき、色仕掛けで空っぽなマニフェスト、空っぽな政治思想にも関わらず人々を惹きつけていく。
』のような政治ブラックコメディなんだと気づかされました。人々がいかに政治に無関心で、メディアに左右され、ビジュアルで支持者や支持政党をコロコロ変えるかを痛烈に風刺したコメディでした。実際に政治の勉強になるし、キチンと政治的罠の張り方の描写も描いている。
原作がそういう内容だから、桐谷美玲のウザさに怒ってはいけない。ストーリーに怒ってはいけない。
そう念じて私は観たが、、、やはりドン引きでした。以上、日本でドナルド・トランプを生むHOW TO映画『リベンジgirl』の感想でした。
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