捜索者(1956)
THE SEARCHERS(1956)
監督:ジョン・フォード
出演:ジョン・ウェイン,
ジェフリー・ハンター
評価:40点
｣を観て、
昔の西部劇が観たくなった。
ということで、
西部劇の巨匠
ジョン・フォードが
監督した｢捜索者｣を観てみたぞ!
｢捜索者｣あらすじ
南北戦争が終わり、南軍に従事していたエドワーズが帰郷する。
ある日、仲間とコマンチ族に奪われた牛を
取り戻しに遠征しにいく。
しかし、それはコマンチ族による罠だった!
エドワーズたちが遠征している間に、
家族は虐殺され、
姪は誘拐されてしまう。
怒りに震えるエドワーズは
仲間と復讐の旅に出る…
今は観られない差別的映画
本作を観たとき、衝撃を受けた。
アメリカ先住民に対する差別が
激しいのだ!
主人公のエドワーズはレイシストで
先住民と白人の混血児に
嫌気を差す。
また、周囲をコマンチ族に包囲され
銃撃戦が始まろうと
エドワーズたちはのんきに会話を
始め、コマンチ族を完全格下と
見下している。
そして、だんだんエドワーズの
行動がヴィラン(自警団)さながら
独りよがりの復讐心にかられていく…
今、こんな作品作れないな～と思う。
｢レヴェナント｣ですら、
先住民は単なる敵としてしか
描かれていない。
今観ると当時の
差別意識が分かってくる作品と言える。
映像が凄い!!!!
デヴィッド・リーン監督が
｢アラビアのロレンス｣を作る際、
一番本作を参考に作ったと言われている。
特に風景の面で参考にしているとの
ことだが、それも納得だ。
モニュメントバレーの壮大な景色の
中に馬が、人がポツンと立つ
圧巻な風景がこの映画にある。
また、沢山の馬と景色との
遠近感も本作は完璧すぎる
程だ。
今回、どうやらデジタルリマスター
版で観たのだが、
今の映画に負けない迫力。
色あせない美しさがあって、
是非とも劇場の大スクリーンで
観たいなと感じた(*^_^*)
ストーリー的にはあれだが
映像はすてきなので、
是非挑戦してみてください!!!
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