スーパーマリオ 魔界帝国の女神(1993)
Super Mario Bros.(1993)
監督:ロッキー・モートン、
アナベル・ヤンケンetc
出演:ボブ・ホスキンス、
ジョン・レグイザモ、デニス・ホッパーetc
評価:30点
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できる時代、ゲーム業界は
苦境。スマホゲーム事業も
短いスパンでゲームを
作り続けなければならない
アップデートし続けなければ
ならない、両者じり貧な
状況である。
天下任天堂も、
「マリオメーカー」や
「スプラトゥーン」は
ヒットさせたものの
雲行きはあまりよろしくない。
そんな任天堂が映画事業に
参入する決意をした!
確かに任天堂は「マリオ」
や「ポケモン」「カービィ」など
多くのキャラクターを持っている。
そして、近年「シュガー・ラッシュ」
「ピクセル」とハリウッドによる
ゲームをテーマにした映画が
作られ始めている。
今までは、ドンキーコングぐらいしか
映像化権利を渡していなかった
任天堂が、ついにマリオをスクリーンに
出す時代が来るのでは?
マーベルのようにディズニー傘下に
入ることを目指しているのでは?
といろいろ考えが浮かぶが!!!
皆さん、マリオは1993年に実写化
されたのはご存じだろうか?
その名も
「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」!
任天堂非公認だが、アメリカが
50億円もの金をつぎ込んで
実写化していたのだ!
今回、そのウォッチ談を
報告するぞ~!
「スーパーマリオ
魔界帝国の女神」あらすじ
配管工で働くマリオブラザーズ。ある日、美女デイジーが
地底王国にさらわれた!
下水管からつながる異世界は
クッパによる独裁政権!
「ブレード・ランナー」みたいに酸性雨が降り注ぐ凄惨な
街
となっていた!
マリオとルイージは
果たしてデイジーを救えるのだろうか?
「実写化」を本気で考えすぎたw
「スーパーマリオ」、日本だけではなく
海外でも絶大な人気を誇るキャラクターだ。
そんな「スーパーマリオ」を映画化する。
監督は相当、気合いを入れたんだろうね~
なんたって、配管工が亀と戦うって
どう考えても映画化ミッション:インポッシブルだw
えっゴジラですか??
しかし、監督は決して諦めなかった。
いかにして、違和感なく描こう
頭をひねくり回した結果、
主人公のマリオブラザーズが
ただのカリスマ性のないおっさん
になりました。
そんな、ただのおっさんが
ピーチ姫など豪華絢爛な
王女に出会うわけがないと、
二流のデイジーをヒロインに
設定。ちょっと労働者階級っぽく
してみました(実際には
考古学者)w
そして、クッパ!
デニス・ホッパーに演じさせよう!
こうしました↓
えっつえ~~~~~!
パンクヘアーの人間やん!
まあまあ、ミュータントタートルズ
みたいに人間味溢れる亀ってことだよね!
…と擁護し続けたブンブンの
背筋はどんどん凍っていきました。
クッパの口から火を吐く設定は、
火炎放射で代用。
キノコは、食べて巨大化する
設定は無茶だから、
キノコを武器にマリオが
クッパに投げつけます。
ボム兵も、踏んで火がつく
なんてあり得ないので、
マリオがボム兵のゼンマイを
回してクッパに仕向ける。
効果音がしっかりマリオから
引用しているだけに、
監督の愛が溢れます。
しかし、愛が強すぎて
空回りしており悲しくなってきました…
ヨッシーおまえ!!!!!
ヨッシー!
ただの恐竜です。
エメリッヒ版「GODZILLA」かな?
と思うほど、しょぼさ満点だ。
…意外と楽しめた
「スーパーマリオ」という、
一大ファンタジー。
配管工のおじさんが、
脚力だけで亀を倒し
姫を得る話を
現実に置き換えると…と
頭を悩ませすぎた末路で
非常に総てがしょぼい。
50億円かけても
チープ感満載。
しかし、ここまで
キャラクターを、
ボム兵やノコノコまで
映像で再現しようとした
心意気は褒めるべきだ。
そしてあまりの衝撃的
ヴィジュアルにある種
カタルシスを感じる。
決してつまらないわけではない。
なのでブンブンは楽しめました。
ただ、あまりに哀しい実写化なので
是非とも任天堂は
ハリウッドと協力して
再び「スーパーマリオ」の
実写化に挑んで欲しい。
「エクスペンダブルズ」チーム
で是非とも映画化して欲しい
と考えるブンブンでした。
レベル高かったりするw
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