“Ç”「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」!「ギャラクシー・クエスト」的展開に熱くなる!

ドラえもん のび太の宇宙英雄記(2015)

ドラえもん 映画

監督:大杉宜弘
出演:水田わさび、
大原めぐみ、かかずゆみetc

評価:80点

テレビを久しぶりに付けたら
「新・のび太の日本誕生」公開記念で
前作のドラえもん映画がやっていた。

何となく観ていたら、
これが大傑作でしたぞ!!

「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」あらすじ

のび太一味はテレビでやっていた
ヒーロー特撮ものに憧れ、
映画を撮影。
そしたら、宇宙人アロンに
「故郷のポックル星を救って欲しい」
懇願され…

ドラえもん版「ギャラクシー・クエスト」

最近、2000年代に入りリメイクばかり
作っているイメージの強いドラえもん映画ですが、
本作は珍しくオリジナル作品だ。

とは言え、映画ファンなら上のあらすじを
読んでピンとくるでしょう!
「サボテン・ブラザーズ」ではないか!
「ギャラクシー・クエスト」ではないか!

へっぽこ集団がひょこんなことから、
村や町を救う話!こりゃ熱くならないわけがないじゃないですか!
しかも戦う敵が、、、ウォルマートのような
巨大企業だから激アツだ!

のび太一味に助けを求めに来たアロンの
故郷は、小さくも平和な惑星。
そこに巨大企業が進出。
地域活性化と謳い、
大型施設を建設、
惑星の住民を囲い込む。
のほほん、平和ぼけの
住民にアロンは説得を試みるが
上手くいかず、敵の手中で転がされる…

なんか、サウスパークにもこんな
話あったよね!ウォルマートのせいで
地元の産業が滅ぼされる回。

ドラえもんでもそんな
社会派な話題を取り上げるとは、
レベルを上げたなと感心してしまう。

のび太とジャイアンがかっこいい!

ストーリーも良いのだが、
ドラえもん映画お馴染みの「のび太」と
「ジャイアン」の描き方もすばらしい。

のび太は、いつも通り凡人だ。
ドラえもんからスーパー能力を
授けられるが、その能力が「高速あやとり」。
明らかに最弱にもかかわらず、
地球と全く関係ない惑星のいざこざ
にもかかわらず、愚直に敵と戦う
様子は涙なくして観られない。

また、ジャイアンはドラえもんでも倒せない
ような強靱な敵を北斗の拳が如く
粉砕する。

相変わらずのスネ夫のクズさが
コントラストとなり感動がこみ上げてくる。
しずかちゃん アイアンマン

↑しずかちゃんがアイアンマンになる
シーンにも注目。

いやードラえもん映画は侮れない。
ただ単に映画制作者の趣味で
「ギャラクシー・クエスト」を
引用するのではなく、キチンと
オリジナルを含ませ、
タランティーノ映画のような
新鮮さを与えている。

そんな「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」
に拍手喝采である。

関連項目

「映画ドラえもん のび太の恐竜」感想

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