自主法政祭終了
昨日で4日間にわたる自主法政祭
が終了しました。
我が北欧研究会NORDICでは
北欧喫茶を開催。
毎日のべ100人近くの
お客様が来場。
イベントも大いに盛り上がりました。
エアギター選手権でマッドマックスの
ドゥーフ・ウォリアーコスプレで挑むブンブンw
自主法政祭の企画
自主法政祭では様々なブースが
用意されており、孤独のグルメの如く
うろついていると面白いイベントに
出くわすことがある。
法政二大ヤバいサークル「つみつくり」のブース
(もう一つは「野宿」)。
選挙が繰り広げられていたのだが、
人間じゃないのが立候補している…w
カドでは移動遊園地が開催されており、
餌やりや乳搾りを体験できるとのこと。
想像以上に迫力があって、
乳搾りまではやりませんでしたw
「つみつくり」のサイト
Ⅱ部映画研究会で映画を観たよ
ブンブンが放浪の末たどり着いたのは
映画研究会のブース。
法政にはいくつか映画のサークルがあり、
こちらは制作メインのサークルである。
早速彼らの作品を観てみた。
球形の残像
監督:原龍之介
出演:藤井亮磨、加藤園子etc
評価:50点
駆け出し映画監督の登竜門と言われる「自分のラブストーリー」もの。
失恋した青年が、何故バッドエンディングを
迎えたのかを回想していく様子を
フィリップ・ガレルの「愛の残像」を
意識したような白黒と演出で描いた
作品である。
やはり映画研究会だけあって、
相当映画を観ているなと思う
描写が沢山ある。
タイトルや、本編の雰囲気からも
推測できるが、観ていると下地に
松竹ヌーヴェルヴァーグ、フランス映画
を引用しているのではと感じるところが多かった。
ただアヴァンギャルドな技法で失恋により
にじみ出てくる主人公の暴力性が
浮き出てくる訳なのだが、
映画好き程陥りがちな演出多様で
映像をコントロールしきれていない感じが
あった。
この作品、白黒パートとカラーパート別れているのだが、
色合いの統一感がない。カラーパートは明るい青や白ベース
で演出されていると思いきや、突然セピア調になったり
真っ赤になったりするのでぎこちなさが目立つ。
折角白黒を「退廃」「過去の産物」と描写しているのだから、
彼女との良い思い出のみ透明感のあるカラーで
演出し、余計な赤ベースの映像を使うべきではなかったと
感じた。
こう酷評気味にはなってしまったが、すげーと
思った場所もある。心の内面の描写だ。
主人公は、彼女との思い出から解放されたがっている。
でも思い出を捨てきれない。
その様子を大量のCDと謎の男で表現している
シーンが真新しくクールであった。
トリュフォーもゴダールも
先日紹介した「ぼくの桃色の夢
」も
監督の半生を描いてきた。
監督が身を削って描くのをやめたとき、
真の傑作が生まれる筈だ。
故に、原監督の次回作に期待である。
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