サウス・パーク/無修正映画版
South Park:
Bigger, Longer & Uncut
監督:トレイ・パーカー
出演:トレイ・パーカーetc
評価:80点
先日TSUTAYAカードの更新で、
一本無料券を貰ったので、
「サウス・パーク」の映画版
を借りてきました。
差別用語満載、エロ、グロ、
バイオレンスで構成される
鬼畜作品なのに、
アカデミー賞歌曲賞ノミネート、
MTVムービー・アワード等
3部門受賞したぞww
関西弁で観よう!
字幕選択画面に「関西弁」ってのが
あったので、これで観てみたした。
なんと、歌まで関西弁で
凄いシュールな感じですw
「映画 見に行ってええ?」
「あかん!教会行くんよ!」
と荒々しい関西弁が
確かにサウスパークの世界に
溶けこんでいる。
恐ろしい内容
一見軽快でディズニーを彷彿させるようなミュージカルだが、内容は子供に絶対聞かせたくない
汚い言葉をラーメン二郎バリに盛り込んでいく。
冒頭のスタンが友達と一緒に映画館に行く
シーンもミュージカル構成であるが、
軽快な音楽とは裏腹に
「いかにしてR指定の映画を映画館で観るか」
をゲスく描写している。
しかし、この毒が非常に後半の展開の
為に必要となる描写だ。
実は「サウス・パーク」ってアニメは常に
「検閲と芸術」を考え抜かれ描かれるのだが、
この映画版は特に強調して描かれている。
汚い下品な映画がPTAの反感を買い、
問題の映画に出演した俳優テレンス&フィリップ
が公開処刑されそうになる。
また、手術でカートマンは表現の自由を奪われる。
確かに、映画自体は子供には悪いのだが、
ここまで来ると表現の自由を奪ってしまう。
最近はSNSの発達で著名人の発言はすぐに
バッシングを受けるが、果たしてその
バッシングは適切であるのか?
そう考えるとうまくできている作品だと言える。
トレイ・パーカー監督はトロマ映画出身
そんなアニメ史に残る作品を生み出したトレイ・パーカー
監督。彼はトロマ出身である。
トロマとはあの「悪魔の毒々モンスター」を生み出した
B~C級映画制作会社で、あのロジャー・コーマンも
何本か赤字作品を出しているにも関わらず、
一本も赤字を出さなかったすんげーところだ。
なんといっても「社会派」というところにある。
カースト、失業問題、フランチャイズの猛威などを
コミカルに映画にぶち込んでいく。
(確かに「キラー・コンドーム」のように
しょうもない作品もあるが…)
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