試写会で「真夜中のゆりかご」当る!
ぴあ映画生活の試写会プレゼントでで
デンマーク映画「真夜中のゆりかご」が当たった。
北欧研究会員として非常に嬉しいことだ。
ってことで一ツ橋ホールに昨日行ってきました!
久しぶりの試写会だが、こんなに老人
多かったっけ?と思うほど、年配の方が
多かったw大学生の気配0なりww
映画オタク、あまりスサンネ・ビアのこと
知らないのかな?
真夜中のゆりかご(A SECOND CHANCE)
監督:スサンネ・ビア
出演:ニコライ・コスタ=ワルドー、ウルリッヒ・トムセンetc
「アフター・ウェディング」「未来を生きる君たちへ」と
アカデミー賞外国語映画賞の常連となり、
後者は受賞に至り、近年では「SERENA」「THE NIGHT MANAGER」
とアメリカで映画を撮るようになったデンマークが誇る
女性監督スサンネ・ビアの作品。
女性監督特有の繊細な心理描写はもちろんだが、
デンマーク映画恒例の過酷すぎる話が
案の定、展開されていた…
あらすじ
正義感の強い警官は
ある日、自分の息子を失ってしまう。
息子の死去を信じられない妻は
精神が不安定になり、
息子を病院に連れて行ったら自殺する
と言われてしまう。
極限状態に追い詰められたその警官は、
ヤク中カップルの家に忍び込み、
そこで虐待されている赤ちゃんと、
自分の死んだ赤ちゃんをすり替えてしまう…
イクメンの苦悩
非常に強烈過ぎる話。
主人公の警官は、妻を思いやり
夜中、赤ちゃんの介抱を進んで
やろうとするいい男。
しかし、そんな男の前に
以前逮捕した危険な男が現れる。
彼に、いつの間にか赤ちゃんがいるのだが、
まともに育てられておらず、
終始おむつから糞尿が垂れ流されて、
トイレに放置プレイされている凄惨な様子。
そりゃ、意識高い警官からしたら激怒もんだ!
しかし神のいたずらか、きちんと育てていた
自分の子どもが死んでしまう。
妻は気を取り乱し、「赤ちゃんを病院に連れてったら自殺する」
と訳の分からないことを言うしで
哀しみと憤りを隠せない。
すごい悩ましいジレンマだ。
どっちにしても、バッドエンディングな
選択肢の中から苦渋の選択をしなきゃいけない。
ブンブンには選択できない鬼畜さだ。
二転三転する展開
無事、赤ちゃんをすり替えた主人公だが、
あのヤク中が自分の息子をどう始末したのか
心配でたまらない。
ってことで、尋問スタート。
非常に危険。なんたって、ヤク中の目の前に
誘拐犯がいるのだから…
そして、想像だにしない結末が待っている。
人によっては、あの結末は受け入れがたいかもしれない。
しかし、選ばなくてはいけない極限状態で
あそこまで持って行けたのは、逆説的に赤ちゃんにとって
良かったのではと思う。
そして、イクメンは妻の心の重圧をいかに
早く軽くしてやるかが大切だなと感じた。
スサンネ・ビア相変わらずの過酷な作品。
彼女がアメリカで作った異色西部劇
「SERENA」もかなり過酷で考えさせられる作品
なので、日本公開早くしてほしいな~
「真夜中のゆりかご」は
TOHOシネマズ シャンテ他5/15(金)にて
公開
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