【釜山の映画館】CGVセンタムシティのSTARIUMスクリーンを堪能してきた

【釜山の映画館】CGVセンタムシティのSTARIUMスクリーンを堪能してきた


世界最大の売り場面積を持つ百貨店とし2009年にギネスブックに載った新世界百貨店センタムシティ7階にある映画館CGVセンタムシティで、3本の作品を鑑賞しました。そのうち2本『HIGH LIFE

』と『バーニング劇場版

』がSTARIUMという特別な環境での上映でした。

↑新世界百貨店センタムシティは本当にデカい。そして建物構造が複雑だったりするので結構迷います。ただ、それだけ施設もたくさん入っています。だから、映画と映画の間に軽く食事しようとなった時も、必ずフラッと入れる店が見つかります。『バーニング劇場版』を観る直前に、ブンブンは妹とスパイシーシュリンプライスとビールを嗜みました。

↑朝一の回を観る際は、3番ゲートから入ります。

CGV公式サイト

STARIUMとは?

STARIUMとはCGVグループに導入されている3S(Screen,Sound,System)に特化した箱だ。まず、スクリーンサイズは、19.5m×8.1mとTOHOシネマズ六本木スクリーン7に近い大きさを誇っています。また、スクリーンが凹面鏡の形になっており、座席も弧を描くように配置されています。そして、16チャンネルのサウンドシステムが搭載されています。これにより、IMAX作品でなくても、IMAXに近い臨場感を堪能できるようになっています。映画館というよりかは、水族館や科学博物館の特別ステージを思わせるものがあり、東京の映画館に例えるならばT・ジョイPRINCE品川のIMAXシアターが一番近い。

ただ、大きいスクリーン故か、空調が行き渡りにくく『HIGH LIFE』、『バーニング劇場版』どちらの上映もかなりの肌寒さを感じました。特に前者は、台風で全身ビショビショな状態で観たので、劇場内で冷死するのではと思うぐらいにキツかったです。

↑『ヴェノム』はSTARIUMで上映されるようです。

↑コンセッション。ロッテシネマよりかは若干安い。また、TOHOシネマズのようにキャラクターのポップコーンケースがついてくる限定商品も販売されていました。なんとドラえもんのポップコーンケースがゲットできるセットがありました。流石に買いませんでしたw

CGVの攻めたスクリーン作り

映画館は、かつて非現実を味わえる場所、自分たちが知らない世界を体験できる場所として機能していた。しかし、テレビの台頭、そしてインターネットの発達、近年Netflix等のVODの躍進により映画館としての役割をいかに考えられるかが、経営者にとって重要になってきている。今や人々はYoutubeやTwitterといったコンテンツに追われ、映画好きは次々と絶え間なく押し寄せるVODの映像コンテンツの消化に時間を奪われ、映画館に行く時間を確保するのが難しくなっているのだ。CGVはそんな時代に適応すべく、様々なソリューションを展開している。STARIUMもその一環だが、こんなのは片手間に過ぎない。

↑COZY CINEMA,GOLD CLASS

↑リクライニング機能がついたPREMIUM SEAT

↑ベッドで寝転びながら観るTEMPUR CINEMA

↑映画館で観るという《空間》を経験価値のソリューション商品として打ち出したTHE PRIVATE CINEMA

↑映画中にシェフの極上料理が楽しめるCINE de CHEF

TOHOシネマズ六本木等にあるゴージャスな席はもちろん存在するが、CGVグループは、そこにリクライニング機能をつけたり、はたまたベッドを使ったりしている。誰もが考えたであろうスクリーンであるが、ここまで本気で実現させているのはCGVだけと言えよう。

また、天井桟敷のような空間から映画を楽しむカップル向けのソリューションもCGVでは力を入れているようだ。近年、日本では映画のオフ会で貸し会議室や試写室を使って時に映画を上映したりしているのだが、CGVは先陣を切って、映画好きが集まって空間を創り上げる手助けをしている。ビジネスとして成立させているのだ。

しまいには、映画を観ながら、シェフの出来立て極上料理を楽しむことができるソリューションまで用意している。映画館でホットドッグやポップコーンを買うと、結構予告編や映画の前半でで食べ切ってしまう。映画と食事は相性が悪いと思っていたのだが、その相性の悪さを解決しようとしている。実際にどうなのかは体験してみたいところ。

おまけ:韓国の映画チラシ

映画館でパンフレットを売っている国は日本以外に聞いたことがないのですが、チラシは意外と置いてあったりします。韓国にも映画のチラシ文化はあり、劇場にのロビーに置いてあります。 サイズはA3サイズ。日本がA4サイズなのもあり、かなり大きめです。家にいろんな国のチラシがあるので並べてみたのだが、一目瞭然。左から、オーストラリア、ベトナム、日本、フランス(冊子形式のもの)、韓国、スイスとなっています。大きさはスイスと一緒ですが、紙質は日本と一緒ツルツルしています(スイスは紙のザラザラした質感が特徴的)。

↑『アリー/スター誕生』

↑『ヴェノム』

↑釜山のプーサンw

↑韓国のローカル映画かな?

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