地球の急ぎ方 キューバ編~ヘミングウェイ行きつけのバーでダイキリを呑む~

ヘミングウェイ行きつけのバーでダイキリを呑む

ハバナでやりたいことがあった。それはヘミングウェイ行きつけのバー《Floridita》でダイキリを呑むということだった。ヘミングウェイは、キューバに魅せられて、後世をキューバで暮らした。そして毎日のようにバーに通い、浴びるようにダイキリやモヒートを呑み、『老人と海』や『誰がために鐘は鳴る』といった名作を世に遺した。『老人と海』好きとして、また海外のバーに憧れる者として、是非とも《Floridita》に行きたい!と思い行ってみました。

※未成年の飲酒はおやめください

テキサスファミリーとフロリディータでダイキリを


カピトリオの反対側にそのBARはあります。レトロな趣溢れる建物に入ると、やはり流石は観光名所。多くの人で賑わっています。席は自由席で、空いたところにどんどん人が座っていく方式。とはいえ、夕方且つパリピな方々しかいないため、全く空きそうにそうにありません。ただ、ここでダイキリ呑まなくていつ呑む?という想いから待ってみることにしました。ただ、5分10分待つ程度では本当に空きません。これは長期戦か?と思っていたところ、一人の少年が話しかけてきました。

「よかったら僕たちと一緒に呑まない?」

幸運なことにとあるファミリーがブンブンのことを見かけて、誘ってきてくれました。ありがたい。こういう出会いが旅の魅力である。アメリカ・テキサス州から来たんだそうで、この日はカバーニャ要塞を楽しんだとのこと。Youは何しにキューバへ?と訊いてみたら、テキサスの閉鎖的な社会から癒しを求めて来たと結構ハードな内容でした(汗 まあそんなブンブンも、チェ・ゲバラの勉強に来たという側からみたら怪しい人ではあるのだが。

そうこうしている間にダイキリがやって来ました(6CUC≒600円)。ダイキリとはラム酒にライムと砂糖と砕いた氷を混ぜたショートドリンクタイプのカクテル。やはり本場で呑むダイキリは違います。じっとりと肌にへばりつくような暑さを癒してくれるスッキリとした味わいと、氷のひんやりとした涼しさが喉から全体に染み渡ります。

キューバに来て思ったのは、暑さから我々を解き放つ甘いリラクゼーションドリンクに長けた国だということ。次の日に呑んだアンティ・ストレスも非常にリラクゼーション効果を感じることができました。アンティ・ストレスとは、パイナップルジュースとココナッツミルク、シナモン、砂糖、砕いた氷にお好みでラム酒をかけたドリンク。ガイドさんと店員は《アンティ・ストレス》って言っているが、どう考えてもピニャ・コラーダだwそれにしてもアンティ・ストレスってど直球な名前且つ体にはストレスが掛かりそうだ。ちなみに味はメチャクチャ美味しいです。パイナップルにココナッツにシナモンにラム酒と主張の激しい素材ばかり使われているのに、それぞれの味がしっかりと喉元で自己PRしてくる。そしてラム酒がほんのりと高揚感を与える。素晴らしいドリンクを考えたもんだ!

↑ハバナクラブ7年を買って、アイスの実とかICEBOXを駆使してダイキリを再現しようとしているのですが、なかなか自宅では作れないですね、、、あの味は、、、

ブンブン、クラシックカーに乗る

カピトリオの近くには、沢山のクラシックカーが停まっています。決して、『ワイルド・スピード ICE BREAK

』だけの世界ではありませんでした。折角なので乗ってみる事にしました。おじさんに、

QUIERO IR VEDADO.(ヴェダード地区まで行きたい。)
キエロ イル ヴェダード

¿Cuánto cuesta?(いくらですか?)
クアント クエスタ?

と訊いてみました。すると20CUCで乗っけてくれるとのことだったので、快諾しました。

発進する前に、「写真撮ってあげよう。」と沢山、ブンブンと真っピンクのクラシックカーの勇姿をカメラに収めてくれました。真っピンクのクラシックカーに乗るのが夢だっただけに感激だ。

そして出発する。おじさん曰く、このクラシックカーは50年近く使われているのだそう。新車のようにピカピカな外見からじゃ想像もできない事実に驚かされる。キューバの人は、社会主義国というのもあり、モノを大事に使う習性があるらしく、広場に集まるクラシックカーのほとんどが30~50年使われ続けているんだそう。今回乗った、このクラシックカーは、おじさんが父から譲り受けた代物なんだって。

そんなクラシックカーはマレコン通りを疾走する。まるでANOTHER SKYのゲストになったかのような高揚感と多幸感が自分を包みます。ブンブン雨男にも関わらず、晴天に恵まれ、清々しいドライブのひと時を過ごしました。

夕飯は魚とモヒート

ホテルの近くで夕飯を探す。ガイドブックにあった店の場所に行ってみるも、空き地が広がっており全く食事処が見当たらない。そうこうしているうちに、一軒のレストランが目に入ったので入りました。Google Mapsにも載っていない店だった。

モヒートがあるとのことだったので、それと白味魚にクリームソースを乗せた料理を頼んでみた。キューバの料理はしっかりと選ばないと美味しいものが食べられないという話は割と本当で、特に魚や肉料理は、パサパサしていることが多い。ここで出された魚はかなりのボリュームがありしかもパサパサしていたのでちょっと残念だった。

ただ、お酒は美味しく、モヒートもキューバの白ワインも美味しく頂きました。

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