第38回ゴールデンラズベリー賞発表!『絵文字の国のジーン』が4冠

第38回ゴールデンラズベリー賞発表!

いよいよ明日8:30から第90回アカデミー賞授賞式が始まる。毎年アカデミー賞の前夜祭としてその年のワースト映画を決めるゴールデン・ラズベリー賞(通称:ラジー賞)授賞式が開催される。今年は『絵文字の国のジーン』、『トランスフォーマー 最後の騎士王』、『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』、『フィフティ・シェイズ・ダーカー』と強豪が多く激戦が予想されていたが、結果は『絵文字の国のジーン』が圧勝5冠に輝きました。

一方、ダークホースとして3部門にノミネートしていたダーレン・アロノフスキー監督作『マザー!

』は無冠に終わりました。個人的に、ラジー賞はカルト映画として一流だと認められる名誉ある賞だと思っている為、『マザー!』が無冠に終わり結構悲しい…

さて以下がその結果です。

ワースト作品賞:『絵文字の国のジーン』

ロッテントマトで誰も支持する人がいないほど炎上した2017年最凶の映画。日本でも先日劇場公開&Amazon配信され話題となりました。ブンブン、まだ観れてないのですが、先日シンガポール行きの飛行機で本作を観た妹の証言によると、「えっめっちゃ面白かったよ!」と絶賛していただけに気になります。

ワースト作品賞他のノミネート

トランスフォーマー 最後の騎士王

・ザ・マミー 呪われた砂漠の王女
・フィフティ・シェイズ・ダーカー
・ベイウォッチ

ワースト主演男優賞:トム・クルーズ(『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』)

マーベルやDCコミックスのようなフランチャイズ形式の作品展開を真似して始動したダーク・ユニバース。その第一弾『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』が大コケ&酷評の嵐で、次回作の制作が難航してしまった。観た人曰く、トムの良さが全く活かされていない&ラストに驚愕したとのこと。

ワースト主演男優賞他のノミネート

・ジョニー・デップ(『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊

』)
・ジェイミー・ドーナン(『フィフティ・シェイズ・ダーカー』)
・ザック・エフロン(『ベイウォッチ』)
・マーク・ウォールバーグ(『トランスフォーマー 最後の騎士王』『パパVS新しいパパ2』)

ワースト主演女優賞:タイラー・ペリー(『Tyler Perry’s Boo 2! A Madea Halloween』)

バリバリの男なのに本作で女装している為、見事女優賞にか輝いた。不評だったコメディー映画『Boo! A Madea Halloween』の続編です。

ワースト主演女優賞他のノミネート

・キャサリン・ハイグル(『Unforgettable』)
・ダコタ・ジョンソン(『フィフティ・シェイズ・ダーカー』)
・ジェニファー・ローレンス(『マザー!』)
・エマ・ワトソン(『ザ・サークル』)

ワースト助演男優賞:メル・ギブソン『パパVS新しいパパ2』

昨年『ハクソー・リッジ』で名誉挽回賞を貰ったメル・ギブソンが、翌年ワーストに輝く羽目に…

ワースト助演男優賞他のノミネート

・ハビエル・バルデム(『マザー!』『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』)
・ラッセル・クロウ(『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』)
・ジョシュ・デュアメル(『トランスフォーマー 最後の騎士王』)
・アンソニー・ホプキンス(『アウトバーン』『トランスフォーマー 最後の騎士王』)

ワースト助演女優賞:キム・ベイシンガー『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

すっかりラジー賞の常連となった『フィフティ・シェイズ』シリーズ。今回、ジェイミー・ドーナンもダコタ・ジョンソンも受賞できなかった代わりにキム・ベイシンガーが受賞。最新作『フィフティ・シェイズ・フリード』の評判も悪いので、恐らく来年もどこかの賞で絡んでくるでしょう…

ワースト助演男優賞他のノミネート

・ソフィア・ブテラ(『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』)
・ローラ・ハドック(『トランスフォーマー 最後の騎士王』)
・ゴールディ・ホーン(『クレイジー・バカンス ツイてない女たちの南国旅行』)
・スーザン・サランドン(『A Bad Moms Christmas』)

ワースト監督賞:トニー・レオンディス(『絵文字の国のジーン』)

本作を観た映画ファン曰く、トニー・レオンディスは何をしたいのか全くわからないとのこと。

ワースト監督賞他のノミネート

・ダーレン・アロノフスキー(『マザー!』)
・マイケル・ベイ(『トランスフォーマー 最後の騎士王』)
・ジェームズ・フォーリー(『フィフティ・シェイズ・ダーカー』)
・アレックス・カーツマン(『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』)

ワースト脚本賞:『絵文字の国のジーン』

ワースト脚本賞他のノミネート

・トランスフォーマー 最後の騎士王
・ザ・マミー 呪われた砂漠の王女
・フィフティ・シェイズ・ダーカー
・ベイウォッチ

ワースト・スクリーンコンボ:任意の二つの有害な絵文字(『絵文字の国のジーン』)

ワースト・スクリーンコンボ他のノミネート

・トランスフォーマー 最後の騎士王
・パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
・フィフティ・シェイズ・ダーカー
・Tyler Perry’s Boo 2! A Madea Halloween

ワースト・リメイク/パクリ/続編賞:『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

それにしても、今年はワースト主演女優賞以外の部門全てにノミネートしている『トランスフォーマー 最後の騎士王』が全然輝きません。まさかの無冠に大草原不可避だ。

ワースト・リメイク/パクリ/続編賞他のノミネート

・トランスフォーマー 最後の騎士王
・ザ・マミー 呪われた砂漠の王女
・Tyler Perry’s Boo 2! A Madea Halloween
・ベイウォッチ

最後に…

いかがでしたでしょうか?個人的に未見の作品ばかりだったので、観てみたくなりました。特に『絵文字の国のジーン』は混沌を極めた作品ということなので近いうちに観てみようと思います。

来年は、今の感じだと『フィフティ・シェイズ・フリード』『15時17分、パリ行き

』はほぼ確実にノミネートされそうです。まさかのイーストウッドがラジー賞ワースト監督賞を受賞する日が来てしまうかもしれません…

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