【速報】第90回アカデミー賞(2018)ノミネート発表『シェイプ・オブ・ウォーター』が最多13ノミネート

第90回アカデミー賞ノミネート作品発表!

さあ、3/4(日)に行われるアカデミー賞授賞式に向けてノミネート作品が発表されました。最多ノミネートは『シェイプ・オブ・ウォーター』が13部門13ノミネート。昨年の最多ノミネートが『ラ・ラ・ランド

』だけにちょっと惜しい。

下記が上位ノミネート数を獲得した作品です。

1.『シェイプ・オブ・ウォーター』13部門13ノミネート
2.『ダンケルク』8部門8ノミネート
2.『スリー・ビルボード』6部門7ノミネート(助演男優賞で2人ノミネート)
4.『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』6部門6ノミネート
4.『ファントム・スレッド』6部門6ノミネート
5.『ブレード・ランナー2049』5部門5ノミネート
5.『レディ・バード』5部門5ノミネート


前評判で好評だっt『君の名前で僕を呼んで』はノミネート数が振るわず、3部門のみ。まさかの監督賞のノミネートから外れた。その代わりに『ゲット・アウト』が無双するのかと思いきや、なんと、『ゲット・アウト』の4部門4ノミネートを倒し、『ブレード・ランナー2049』が5部門ノミネートと『ファントム・スレッド』が6部門ノミネートしていた!特に後者は、いくら鬼才ポール・トーマス・アンダーソンとはいえ、年末に公開。そして公開ギリギリまで全く予告編すら出さなかったが故にビッグサプライズ。まさにダーク・ホースだ。既に観た映画仲間曰く、ポール・トーマス・アンダーソン映画にしては癖がないとのこと。撮影が相変わらず狂っているとのこと。また、日本ではあまり評判が入ってこない『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』も6部門ノミネート。『ダンケルク』の裏側を描いた作品だけに、影に隠れるかと思いきや、『ダンケルク』に迫る勢いでした。

受賞発表は現地日程で3/4(日)。ブンブンの予想、及び各部門の詳しい解説は
後日当ブログにてお伝えします。

※青くなっている部分をクリックすると、レビューに飛べます。

作品賞BEST PICTURE

1.『シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water)


2.『スリー・ビルボード(Three Billboards Outside Edding, Missouri)』
3.『ダンケルク(Dunkirk)


4.『ゲット・アウト(Get Out)


5.『レディ・バード(Lady Bird)』
6.『君の名前で僕を呼んで(Call Me by Your Name)』
7.『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(The Post)』
8.『ファントム・スレッド(PHANTOM THREAD)』
9.『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(DARKEST HOUR)』

監督賞BEST DIRECTOR

1.ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』
2.ポール・トーマス・アンダーソン『ファントム・スレッド』
3.クリストファー・ノーラン『ダンケルク』
4.グレタ・ガーウィグ『レディ・バード』
5.ジョーダン・ピール『ゲット・アウト』

まさかのマーティン・マクドナー落選。ひょっとして、『スリー・ビルボード』は作品賞も獲れないのではという疑惑が浮上してきました。

主演男優賞BEST ACTOR

1.ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
2.ティモナ・シャラメ『君の名前で僕を呼んで』
3.ダニエル・カルヤ『ゲット・アウト』
4.ダニエル・デイ=ルイス『ファントム・スレッド』
5.デンゼル・ワシントン『Roman J.Israel, Esq.』

デンゼル・ワシントンは昨年の『フェンス』に引き続きノミネート。ノミネート対象作品である『Roman J.Israel, Esq.』 、実は評判自体は悪いです。Filmarksでも2.9(2018/01/24現在)と低評価だ。敏腕弁護士のイスラエルが、相棒の死をきっかけに、自分の法律事務所の資金調達に不正があったことに気づき東奔西走する話とのこと。

主演女優賞BEST ACTRESS

1.フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』
2.サリー・ホーキンス『シェイプ・オブ・ウォーター』
3.マーゴット・ロビー『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
4.シアーシャ・ローナン『レディ・バード』
5.メリル・ストリープ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

メリル・ストリープのアカデミー賞ノミネート歴更新!今回で21本目のノミネートとなりました。ここで、彼女のノミネート作品を全てみてみましょう。
1.『ディア・ハンター(1978)』助演女優賞ノミネート
2.『クレイマー、クレイマー(1979)』助演女優賞受賞
3.『フランス軍中尉の女(1981)』主演女優賞ノミネート
4.『ソフィーの選択(1982)』主演女優賞受賞
5.『シルクウッド(1983)』主演女優賞ノミネート
6.『愛と哀しみの果て(1985)』主演女優賞ノミネート
7.『黄昏に燃えて(1987)』主演女優賞ノミネート
8.『A Cry in the Dark(1988 なんと日本未公開)』主演女優賞ノミネート
9.『ハリウッドにくちづけ(1990)』主演女優賞ノミネート
10.『マディソン郡の橋(1995)』主演女優賞ノミネート
11.『母の眠り(1998)』主演女優賞ノミネート
12.『ミュージック・オブ・ハート(1999)』主演女優賞ノミネート
13.『アダプテーション(2002)』助演女優賞ノミネート
14.『プラダを着た悪魔(2006)』主演女優賞ノミネート
15.『ダウト〜あるカトリック学校で〜(2008)』主演女優賞ノミネート
16.『ジュリー&ジュリア(2009)』主演女優賞ノミネート
17.『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011)』主演女優賞受賞
18.『8月の家族たち(2013)』 主演女優賞ノミネート
19.『イントゥ・ザ・ウッズ(2014)』助演女優賞ノミネート
20.『マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016)』主演女優賞ノミネート
21.『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2017)』主演女優賞ノミネート

助演男優賞BEST SUPPORTING ACTOR

1.サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』
2.ウィレム・デフォー『フロリダ・プロジェクト』
3.ウディ・ハレルソン『スリー・ビルボード』
4.リチャード・ジェンキンス『シェイプ・オブ・ウォーター』
5.クリストファー・プラマー『All the Money in the World』

助演女優賞BEST SUPPORTING ACTRESS

1.アリソン・ジャネイ『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
2.ローリー・メトカーフ『レディ・バード』
3.メアリー・J・ブライジ『マッドバウンド』
4.オクタビア・スペンサー『シェイプ・オブ・ウォーター』
5.リズリー・マンヴィル『ファントム・スレッド』

脚本賞BEST ORIGINAL SCREENPLAY

1.ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』
2.エミリー・V・ゴードン/クマイル・ナンジャーニ『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』

3.マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』
4.グレタ・ガーウィグ『レディ・バード』
5.ジョーダン・ピール『ゲット・アウト』

毎年、脚本賞と脚色賞のどちらかを制した作品が作品賞を獲るという伝統がある。今年は、脚本賞に作品賞最有力が集中した。ギレルモ・デル・トロとマーティン・マクドナーの一騎打ちが幕を開けた。

脚色賞BEST ADAPTED SCREENPLAY

1.アーロン・ソーキン『モーリーズ・ゲーム』
2.スコット・ノイスタッター/マイケル・H・ウェバー『The Disaster Artist』
3.ディー・リーズ/ヴァージル・ウィリアムス『マッドバウンド』
4.ジェームズ・アイボリー/ルカ・グァダニーノ/ヴァルテル・ファサーノ『君の名前で僕を呼んで』
5.マイケル・グリーン/スコット・フランク/ジェームズ・マンゴールド『LOGAN/ローガン』

こちらは作品賞と無縁の作品ばかりなので、小粒の闘いと言えよう。全然どれが獲るか予想もつきません。『スティーヴ・ジョブス(2015)

』『マネー・ボール』『ソーシャル・ネットワーク』と脚本のラーメン二郎でお馴染みアーロン・ソーキンの翻訳家泣かせ作品『モーリーズ・ゲーム』。アメリカの『デビルマン』こと『THE ROOM』製作の裏側を描いた作品『The Disaster Artist』が強そうな気がする。

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