【酷評/ネタバレ解説】「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が劣化版「君の名は。」ですらなかった10の理由

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017)

監督:武内宣之
声の出演:広瀬すず、
菅田将暉、宮野真守、
松たか子etc

評価:-5億点

夏だ!映画だ!映画オタクにとってはある意味シーズンオフな、ライトな娯楽作立ち並ぶ8月。去年の「君の名は。」「シン・ゴジラ」の傑作ダブルパンチを目撃した我々にとって、今年は「銀魂」「東京喰種(グール)」等「期待以上に少し良かった」との評判が相次ぐ漫画原作物の回転寿司状態に少し物足りなさを感じている頃でしょう。

そんな我々映画オタクはもちろん、普段映画を観ないような人も公開前からテレビ等の宣伝、そしてTwitterで話題になっていた作品がある。それが「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」だ。一般人からすると、「なんだこのラノベみたいなタイトルは?」と驚くでしょう。映画ファンからすると、「えっつアレをリメイクするの?」とどよめくでしょう。

そして予告編を観る限り、東宝×川村元気×みずみずしい青春×タイムリープものと明らかに「君の名は。」二匹目のドジョウを狙ったかのような様子が見受けられる。

ブンブンも去年の衝撃を期待して、そして「プロデューサーが川村元気なら、問題なかろう」と思って観に行った。TOHOシネマズ新宿に。

しかし…しかしながら、それは大きな間違いだったようだ。映画が始まるとすぐに異変に気づく。そして、そのまま今年ワーストぶっちぎりの勢いで狂った作品であったことに気づかされた。それはTwitterでも同様で、今年アメリカでは「THE EMOJI MOVIE」が誰も褒めない程酷評されていたのだが、それに近い荒れっぷりを魅せていた。

そしてブンブンは悟った。「これを劣化版『君の名は。』と賞するのも『君の名は。』に失礼だ。というよりか、そもそも時限が違うのでは?」と。本日は、何故このリメイク版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が内容も映像もダメダメだったのかを10の側面で解説していこうと思います。

お察しの通り、全力で「ネタバレ」しているので、これから観る人はまっすぐ回れ右をして映画館に向かってください。未見の方でもし本記事を最後まで読んだ方がいましたら、是非劇場でウォッチして、ブンブン同様の絶望を味わってくださいwそれでは逝ってみましょう「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」!

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」あらすじ

1993年に放送され、1995年に映画化された同名の岩井俊二伝説のドラマのリメイク。
花火大会直前の海辺の町・茂下。島田典道はプールサイドで、親友・安曇祐介と水泳部の少女・及川なずなと50m水泳対決をする。勝負に勝った祐介はなずなから花火デートに誘われるのだが…

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