【夏休み映画】「星の旅人たち」サンディアゴ・デ・コンポステーラに行きたい!

星の旅人たち(2010)
The Way(2010)

監督:エミリオ・エステベス
出演:マーティン・シーン,
デボラ・カーラ・アンガー,
ジェームズ・ネスビットetc

評価:75点

夏休み初日!10日も夏休みを頂いたのだが、貯蓄に回す為に海外旅行は自粛。(来年は、どっか行こう。なんなら、3連休を有給で4連休にしてアジア弾丸旅行しよう!)その代わりに旅映画「星の旅人たち」を観ました。

「星の旅人たち」あらすじ

世界遺産でもあるサンディアゴ・デ・コンポステラ巡礼中に亡くなった息子の代わりに、父が800kmもの距離を巡礼するというドラマ。

世界遺産サンディアゴ・デ・コンポステーラとは?

本作を語る前に、本作の舞台である世界遺産サンディアゴ・デ・コンポステーラについて解説します。

1.サンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

国:スペイン
登録年:1993(文化遺産)
登録基準:
(ii)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
(iv)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
(vi)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。

2.フランスのサンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

国:フランス
登録年:1998(文化遺産)
登録基準:
(ii)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
(iv)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
(vi)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。

解説

フランス「トゥールの道」「リモージュの道」「ル・ピュイの道」「トゥールズの道」はピレネー山脈を超えて、スペインへと続く巡礼の道。イベリア半島だけでも800kmもあり、巡礼に約1~2ヶ月かかり、道の遺産と呼ばれています。巡礼全盛期の12世紀には、年間50万人が参加し、民間人だけではなく、王侯貴族も巡礼を行いました。また、単独世界遺産登録されている「モン・サン・ミシェル

」や「ヴェズレーのサント・マドレーヌ教会」も巡礼路の中にあります。

旅に出たくなるロードムービー

やはり、ロードムービーに惹かれる私にはツボでした。道中出会う仲間が、皆敬虔さゼロ。我々日本人に近い神との距離感を持った人々。それでも、長い距離を歩き人生を見つめ直す人々にサンディアゴ・デ・コンポステラは門戸を開く。

決して、美しい旅ではないし、「イントゥ・ザ・ワイルド」のようなストイックさもない、なんなら不甲斐なさすらある。しかしながら、この旅は私の心を鷲掴みにしました。

主人公のトムは巡礼初日に悪天候で亡くなった息子の代わりに巡礼をする。非常に真面目な性格な彼は、重々しく巡礼をしているのだが、道中、自由人のオランダ人や、団塊世代の女性、スコットランドから来た変人小説家に絡まれて道中一緒にする。距離感を起きつつも、次第に旅の魅力である「一期一会」や「人との関わり」の魅力に気づかされていくシーンは、旅の魅力を十分に伝えていると言えます。

私が老人になったら、あるいは人生の道を踏み間違えたら、サンディアゴ・デ・コンポステラ巡礼に行きたい。なんなら、ブンブンに子どもができたら、高校2年生の夏に金を50万円ぐらい渡して、「海外に行ってこい!」「旅でも行ってこい!」と送り出したいと感じた日でした。

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