“Ç”【ネタバレ・解説】あの元ネタはこれですよ「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997)

名探偵コナン2

監督:こだま兼嗣
出演:高山みなみ,
山崎和佳奈,神谷明etc

評価:70点

昨日、金曜ロードショー
劇場版名探偵コナンの
第1作目が放送されていた。

第1作目は1997年
作られたと
思うと時の流れは
早いなーと切なくなってしまいましたw

さていざ、観てみると、
映画好きはぴん!と来る
ところがいくつかあったので
紹介します。

「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」
あらすじ

日本映画界の大ヒットコンテンツ
名探偵コナンの劇場版第1作。

有名建築家・森谷帝二のパーティ
に呼ばれるコナン一行。
パーティでコナンは、
先日殺害された黒川大造
の豪邸の設計を
森谷が担当していることを知る。

そんな矢先に、連続爆弾事件が発生し…

実質3本立て

本作は劇場版第1作、
マーケティングは子どもって
こともあってか、95分
という短い時間の中に
3つの事件をねじ込む
堅実設計になっている。

ここで起きる事件は3つだ
1.黒川邸殺人事件
2.森谷帝二の謎
3.爆弾魔現る

そして、3の爆弾魔の
話だが映画好きはぴん!と
来る3つの映画からの
ネタをそのまま
流用している。

流用1:「ダイハード3」

コナンが、爆弾魔に
次々と爆破予告を
伝えられて、
その都度謎解きするって下り、
1995年に「ダイハード3」
が公開されたことを考えると、
ここからネタを拝借している
のではと考えられる。

流用2:「新幹線大爆破」

後半、少年探偵団が乗る
JR(劇中では一応TRになっている)
在来線数10線が、時速60km以下になると
爆発する事態になる。

これって、もろ「新幹線大爆破」
のプロットそのものだ。
事態解決法も、
ルート切り替えとまんまだ。

とは言え、このプロットが
面白いのは間違いない。
JR線になろうと
面白さは変わりませんでしたw

流用3:「ジャガーノート」

ラストの「赤か?青か?」
時限爆弾の緊迫の線切りシーン。
これの元ネタは「ジャガーノート」
である。

爆弾魔との最終決戦で、
このプロットが使われた。
今となっては時限爆弾ものの
鉄板プロットだが、
「ジャガーノート」制作陣も
まさかここまで流用されるとは
思ってもいなかったであろう。

流用しても面白い

ぱくりに近いほど、
いろんな映画から
プロットそのまま使っているのだが、
どうも憎めないのが本作の凄い
ところだ。

恐らく、それはコナンを始め、
登場人物をしっかりと描いている
からこそ出来る業と言える。

コナンの蘭姉ちゃんに
対する葛藤、
少年探偵団の間抜けっぷり、
95分という短い
時間に沢山の人の
人間関係を構築していく。

さらに劇場版1作目
ってことで、事前知識を
教えるシーンに時間を
かける必要があるが、
無駄なくねじ込んでいる
ところが凄い!
幼少期までは、
「顔がデカくてきもい」!と
苦手だった名探偵コナンだが、
好きになったぞ(*^_^*)

ちなみに最新作「純黒の悪夢」
は4/16より全国にて公開ですぞ~

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