“Ç”カイエ・デュ・シネマ誌2015年ベスト10発表、黒沢清「岸辺の旅」ランクイン!

CAHIER DU CINÉMA2015年ベスト映画発表!

カイエドゥシネマ2015

先日、フランスで最も権威のある
映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ誌」が
今年の10本を選出しました。
2014/12/17~2015/12/15までの
公開作品が対象です。
さて、一本ずつみていくとしよう。

1位:母よ、
監督:ナンニ・モレッティ

カンヌ国際映画祭で、エキュメニカル審査員賞を
受賞した「ローマ法王の休日」ナンニ・モレッティ監督の新作。
女性映画監督が母の寿命がわずかなことを
聞き、人生を見つめ直す…
「プティカンカン」や「ホーリー・モーターズ」など
変な作品を1位にするカイエ誌にしては
今回普通過ぎる作品が選ばれました。
ただ、この作品噂によるとコメディらしい。
日本では2016年3月公開とのこと。

2位:光りの墓

監督:アピチャートポン・ウィーラセータクン

「ブンミおじさんの森」でタイ史上初のパルムドールを
受賞したアピチャートポン監督最新作、
予告編を観ると「ブンミおじさんの森」を彷彿させる
ような透析シーンが特徴的だが、
話は「眠り病」に罹った兵士を色と光で治療する
病院で段々過去と現在が繋がってくるという内容。
難解ながらも美しい映像が期待できる。
日本では2016年3月に、幻の作品「世紀の光」と
同時公開するとのこと。

3位:パリ、恋人たちの影

監督:フィリップガレル

「愛の残像」「灼熱の肌」でお馴染みのガレルの作品。
トリュフォー映画のように
男と女が歩き、語り合う作品だ。
日本公開は未定だが、
Bunkamuraあたりで上映するんじゃないかなー

4位:The Smell of Us
監督:ラリー・クラーク

「KIDS」や「BULLY」といった問題作を生み出し続けている
ラリー・クラーク監督パリのスケーターを追ったドキュメンタリー。
ニューヨークのスケーターを描いた「KIDS」の
続編(?)にあたる作品だ。

5位:マッド・マックス/怒りのデス・ロード

監督:ジョージ・ミラー

カイエ誌もびっくりなカルト映画マッドマックス!
何が凄いって?大衆映画だが、
アート性が高い、脚本がしっかりしている、
なによりもアクションにストーリーを
語らせているのだ。砂漠を往復するだけの話で
ここまで出来るのかと思う内容であった。

→NEXT:6~10位

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