“Ç”男向け道徳教科書「フレンチアルプスで起きたこと」

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Turist

監督:リューベン・オストルンド
出演:ヨハネス・クーンケ、リサ・ロブン・コングスリetc

世界で最近注目を集めており、
日本でもついに東京国際映画祭から
一般公開にこぎ着けたスウェーデン
のオストルンド監督作観てきました。

スウェーデン人一家が、
フレンチアルプスの休暇中に
起こる苦難を描く。

これ…「ブルーバレンタイン」
級にエグい!男はコレを観てから、
デートや家族旅行に行くべきである。

アルプスでスキー旅行に来た一家、
飯をテラスで食べていたら、
突如雪崩が発生!

夫は、家族の不安をよそに
スマホで動画を撮っている。
そして、テラスにまで雪崩が押し寄せ
身の危険を感じたら、
夫は家族置いて全力で逃げ出す…

家族全員無事だったものの、
夫の株価急落。
夫は必死に株価上昇を目指すが、
空回りしまくり泥沼化。

子供たちも反抗し始め、
ボロボロになる…

うちも、結構この作品の夫同様
ノーテンキな性格だから
余計に怖い。

いきなり株価下落し、
修復不能になる過程がリアル
過ぎる。舞台も、雪山と
一度仲が悪くなるとジ・エンドな
立地だけに、どうやって
修羅場を乗り越えるのだろうと
冷や汗かきながら観ました。

そんな、リアルな家族崩壊劇に
唯一のファンタジー要素を
エンディングに持ってくる。

明らかにあり得ない展開だが、
あの描写を挿入することで、
「家族経営」の苦難さ、
倦怠期という山を見事に
象徴したなと感じた。

「ブルーバレンタイン」同様
デートで絶対選んではいけない
鬱映画だが、男の道徳教科書。

大事な日の前に観るべき
作品である。

日本では夏公開!
これを観て楽しい夏休みを
送ろう!
「フレンチアルプスで起きたこと」 予告編

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