“Ç”アンジェ映画祭潜入レポート1:CORPO CELESTE

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チケット入手

ホストマザーから、
アンジェ映画祭の
チケット3枚頂いた(≧∇≦)
マジで優し過ぎるぜ!
ってことで、
アンジェ映画祭第一本目は、
アリーチェ・ロルヴァケル監督
長編デビュー作「CORPO CELESTE」!

CORPO CELESTE

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監督:アリーチェ・ロルヴァケル
出演:Yle Vianello,Salvatore Cantalupo

前年カンヌ映画祭で
グランプリを獲った
「LES MERVEILLS」の監督
長編デビュー作。

前年度カンヌものは、
監督週間から這い上がった
監督が暴れてた。

モーリタニア出身の
アブデラマン・シサコは
「TIMBUKTU」で
エキュメニカル審査員賞を
獲り、グザヴィエドランは
審査員賞を
獲っているが、
皆以前に監督週間に出品した
ことのある人たちだ。

カンヌは秀才を発掘するという
噂は本当らしい。

今回、紹介する
アリーチェ・ロルヴァケル監督は
日本ではまだ無名だが、
間違いなく巨匠になるなと
今日確信に変わった。

意地悪な姉と、可愛い妹に
挟まれ親からの愛情を
満足に受けてない次女マルタ。

彼女は、キリスト学校に通うが
キリストなんか嘘っぱちだと
反抗し居場所がなくなる。

ある日、先生が学校に放置された
子猫たちを保護せず、
おっさんにあげたことから、
憤りを隠せず授業を抜け出す…
って話。

なんか、「LES MERVEILLS」
もそうだが、
2011に作ったとは思えない
荒々しい撮り方。

一見、イラン映画を観ている
ように思えるのだが、
露骨にユーモアをぶち込む
ところで、あっアリーチェ・
ロルヴァケルの映画を観ている
んだなと再確認。

宗教と思春期の葛藤、
「大人の事情」という権利を
どう子どもは受け止めるのかを
じっくりと描き出す。

女性監督ならではの視点で、
アッバス・キアロスタミとは
一味違う側面を魅せてくれた。

特に、キリスト教を教えている
先生がいとも簡単に「生」を
否定する描写。
少女のモヤモヤが痛いほど
伝わってくる。

意地悪な姉に虐められ、
少女も妹に何かしてやろうと
するが、何も出来ない。
メチャクチャ可愛い♡
末っ子の目から滲み出る
悪女(この演技素だと思うのだが)。

このどこにも逃げ場がなく、
「痛み」を正面から受け
続けるところがタイトルの「神の体」
であり、ラストショットに
繋がるのであろう。

日本でどちらも公開することを
祈る^o^
「CORPO CELESTE」予告編

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