“Ç”オゾン、おぞろしやw「彼は秘密の女ともだち」

彼は秘密の女ともだち(UNE NOUBELLE AMIE)

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監督:フランソワ・オゾン
出演:ロマン・ドュリス、
アナイス・ドゥムースティエetc

正直、予告編観て全く
惹かれなかったこの作品。

しかし「危険なプロット」、
「リッキー」とびっくり映画の
作り手オゾンさんの新作と
聞いて信じてみた。

そしたら…メチャクチャおもろ
かった(≧∇≦)

予告編は核心にほとんど
触れていないのだが、
これはタダの「バレるかバレ
ないかサスペンス
」では
ないのだ。

まずは、ストーリー説明。
幼馴染の女の子二人組
ローラとクレール。
カノジョらは、ゆりゆりも
激しい程大親友。

二人はそれぞれ、夫もゲット!
幸せな生活を送っていたのだが、
ローラが亡くなってしまう。

絶望のどん底にいるカノジョを
救ったのは…ローラの夫ダビッド
だった…

このあらすじを聞いたら、
ただの三角関係のハラハラを
描いた不倫劇に見えるが、
そんな普通なことは
オゾンするわけがないw

予告編でも語っていないので、
ブンブンも触れないように
するが、ドロドロぐちゃぐちゃ
である!

正直、「バレるかバレないか」
のバレるシーンの描き方こそ
雑だが、見事なまでの
伏線回収。

まるで観ている方までハラハラ
する不倫感たまらない。

オゾンは「危険なプロット
もそうだが、微妙な心の
動きを使ったギャグのキレが
凄まじい。

例えば、
クレールの描写。
いつもなら夫とのセックスは
夫がリードし、カノジョを
疲れさせる。
しかし、
不倫でイキイキとしたカノジョ
は夫に不倫がバレぬよう
全力セックスし始め、
ドン引きされる。

また日本だとカットされる
だろうシーンだが、
男性器を突如見せることで
クレールがパニックに
陥るシーンとか!

幸せ家庭なのに、
露骨に不健全そうに魅せる
この悪趣味感のキレが
凄まじい作品でしたw

冒頭だけでも満足できる
切れ味があるんだ!

これは、ヒューマントラストや
新宿武蔵野館に頑張って
公開していただきたい作品ですな。

2015/8/8(土)シネスイッチ銀座、
新宿武蔵野館他にて公開

ってか、日本の公式サイト及び
予告編ネタバレしすぎ!
折角、フランスの予告編では
全力で秘密にしていたこと
モノバレにしとるやないかー(汗
ってことで、この作品はなるべく
何も知らないで観ることをオススメ
しますよー

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