“Ç”地球の急ぎ方~スロベニア上陸作戦編 前編:ザグレブからポストイナへ~

午前3:30ブンブンの戦いが始まった。というのも今日はクロアチアから隣国スロベニアへ逃亡し、ポストイナ鍾乳洞というまるで「インディー・ジョーンズ」のような世界を体験するためだ。

まず、4時30分くらいに出るスロベニア首都リュブリャナ行きの始発電車に乗らないといけない。

駅に着いたものの、朝早すぎてチケット売り場が閉まっているm(_ _)m
自動発券機ですら!

しかも、列車の表示がクロアチア語なのと、行き先どこにも「リュブリャナ」の文字がない。
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ブンブンが事前に調べた情報によると、4:20~4:30の間に確かに行く電車があるはずだ。

流石に方向音痴歴20年故に、駅員に訊くことにした。そんなことかと、「地球の急ぎ方」作っといて正解だったぜ。
裏表紙にクロアチアと周辺国のマップを切り貼りしたから、「指さし英会話」のように行きたいところを指さして
訊いてみる。しかし、クロアチアの駅員は話すスピードがやたらと速く、やる気もないため確信できかねる回答が
相次ぐ。三人目のイケメン駅員に訊いてようやく電車に乗り込めたぜ!

乗客、ブンブンと女性バックパッカーだけ。寂しげな車内、怖すぎるわ…

こっから3時間辛いわ~

その恐怖がさらに増幅されたのは、乗車後1時間だ。とある駅で急にポリスが沢山入ってきて、「おい、パスポート見せろ」と言わんばかりの仕草だ。もやは何語か分からない。女性バックパッカーも英語で話してくれないそのポリスにたじろぐ。

どうやら、ココはスロベニアとクロアチアとの国境駅Dobovaってとこらしく入国審査が必要とのこと。

しょぼい英語で、「観光で来たんです。昨日パリからザグレブに来て、今日はポストイナ鍾乳洞に行くためにリュブリャナへ行くんです」と答える。留学生だからちょっと事情がややこしい、いろんな国に行きまくってるのでポリスがクロアチアの入国スタンプを探し出せずもめ始める。

なんとか5分後に釈放。例の女性バックパッカーと共に行動することにした。スコットランド出身のその女性は世界一周旅行中。可愛かった(*^_^*)彼女と一緒なら例え、乗り換えの列車が真っ暗で電気がつかなくとも心強い。ブンブンが守ってやるぞ!
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さて、新たな問題が発生。なんとクロアチアもそうだが、スロベニアも列車及びバスの到着駅をアナウンスしてくれないのだ。つまり、勘や土地勘ある現地人を味方につけてリュブリャナ駅を探し出さないといけないのだ。

ブンブンの計算によると7:15にリュブリャナにつくと記憶しているので、6:45頃に扉へスタンバイ。丁度、現地人っぽいおばあちゃん発見。

「リュブリャナって次の駅ですか?」
「そうじゃよ」

緊迫の20分無事降車できました(^_^)スロベニア上陸嬉しすぎるぜ!

しかし、問題はまだある。次はポストイナまでのバスを探さないといけない。昨日の経験上、駅からバス停までちと離れている可能性がある。バス停ってグーグルマップで出てこないことが多く本当に困ります。

人の流れに沿って、リュブリャナ駅の正面を目指す、不安げに。すっすると、ありました!バスステーション!感動だ!ってあと5分で来ますよ!やばいじゃん!急いでチケット購入。到着ゲートで待つ。しかし、定時になっても来ないm(_ _)m

もしかしてだけど、
もしかしてだけど、
別の停留所なんじゃなーい?

どぶろっくの声が聞こえてくる。しかし、周りの待ち人に訊いたらどうやらココが正解らしい。
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遅れること10分来ましたBUS!これだからバスは嫌いである。

こんな破天荒な旅をしていると、無性にジャック・ケルアックの小説が読みたくなる。「オン・ザ・ロード」のように
燃えて、燃えて、燃え尽きる。夜を彩る花火のような旅現在進行形である。

と思ったら、なんかポストイナ鍾乳洞から遠ざかってくぞ!これはやばい、バス運転手に言ったら、「さっき停まったでしょ!」とあきれられながら鍾乳洞から1km離れたところに下ろされる。

方向音痴、「訊く力」マジで必要である。

なんとか、その後も何度か迷いつつ洞窟!センター・オブ・ジ・アースへの入り口を見つけました。10:00の回に間に合い本当に感動である(泣

日本で作った国際学生証も有効で22.40ユーロでツアーに参加。ツレのカピさんもご満悦である。
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そんな波乱の末たどり着いたポストイナ鍾乳洞の詳細は次回!乞うご期待を!

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