3D

2021映画

【ネタバレ考察】『とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー』モルカーボールという名の発明※3D版観賞レポート

ここ数年、SNSでの口コミの拡散力が良い意味でも悪い意味でも壮絶だ。『カメラを止めるな!』が劇場公開館数2館からTwitterでの口コミきっかけでTOHOシネマズにまで拡大公開が決まり、それは世界にまで発展した。「100日後に死ぬワニ」もあっという間に身近で知らない人はいないほどにまで拡散した。今は、「チェンソーマン」の藤本タツキ新作短編「ルックバック」が凄まじい勢いで拡散し、もうすでに鎮火の傾向にある。流行の高速で広がり、高速で終わる。そして時期が過ぎると『100日間生きたワニ』のように批判の声が大きくなる。恐ろしい時代である。そんな中、「モルカー」は超絶技巧のマーケティング戦略で、まさかまさかの映画化にまで漕ぎ着けた。『100日間生きたワニ』の興行が伸び悩んだのに比べ、こちらは2日前から4D上映は満席になる程の大盛況で、今回私が訪れたTOHOシネマズ上野も満席または座席数残り僅かとなる程の大人気っぷりであった。ストップモーションアニメ全12話を映画館で上映するたった30分ぐらいの作品。それだけなら、そこまでヒットしなかっただろう。だが、どうしてここまで大人気になれたのか?私は映画館で、その新しい興行スタイルに触れて確認してきました。今回は、「モルカー」の内容よりかは興行スタイルのユニークさを中心に語っていこうと思います。一応、後半で各エピソードの感想を書いていこうと思います。短編故、ネタバレ記事とします。