【カルト映画】『The Room』駄作界の『市民ケーン』

The Room(2003)

監督:トミー・ウィソー
出演:トミー・ウィソー、ジュリエット・ダニエル、
グレッグ・セステロetc

評価:10点(好きです♡)

『THE DISASTER ARTIST』を観て、興味が湧いたので観てみた。駄作界の『市民ケーン』と言われ、『101 CULT MOVIES:YOU MUST SEE BEFORE YOU DIE』にも掲載されているカルト映画だ。7月に入り、やけに夜が暑い。あまりの暑さに深夜1時に起きてしまったブンブンは、ワールドカップ2018ロシア 運命のベルギー戦が始まるまで、この魔界に挑んでみた…

↑『スター・ウォーズ』とのコラ動画が作られるほど海外では人気作ですw

『The Room』あらすじ

ジョニーは婚約者のリサと暮らしているのだが、どうもリサの様子がおかしい。屋上では、ジョニーが可愛がっているデニーが麻薬の売人に襲われている。ボールが周りに周り、悲劇に向かう中、ジョニーは叫んだ。Oh, hi Mark!

テンション高い時に観ましょう

本作はハイテンションな気持ちで観ないと発狂するレベルに酷い。6億円掛かっているのに、無駄なCG合成、カメラ代等に費やされている為、基本的に場面が赤い部屋、ベッドルーム、そして屋上で展開される。玄関から入るといきなりリビングなのはいいが、何故そこで人が行き来し、移動なくシーンが終わるのだろうか。英会話の教材レベルの演出だ。

またトミーさんのハンケツばかり映される長〜い長〜い快楽シーン、物語から退場するギャング描写、やたらと多い球回しシーン等常軌を逸した表現の連続。まともな監督なら、おかしいことに気づくだろう。極め付けは、トミーさんの演技。熱演ながらも棒読みという画期的発明が狂気度を増幅させている。『THE DISASTER ARTIST』を観て、本作に挑むと、アレがトミーさんのベストアクトだったということに驚愕する。

『THE DISASTER ARTIST』を観たあとだから楽しめたが、これをシラフの時に、あるいは数年前に観ていたら、発狂していたことでしょう。この酷さと比べたら、『デビルマン』なんかアカデミー賞作品賞レベルによくできた作品だ。

ただ、何だろう、、、嫌いにはなれないんだよね。

独特のビートを刻みながらトミー・ウィソーが叫ぶ

I did not hit her!
It’s not true!
It’s bullshit, I did not hit her!
I did naaaaaht. Oh, hi Mark!

は映画史に残るセリフ且つ名演技だ。誰もできないようなテクニックが爆誕した瞬間を観た。本作は、ひとりで観てはいけない。友だちと突っ込み入れながら観るパーティ映画と言えよう。

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