【Netflix】『クッキング・ハイ』テレビでもYoutubeでもできない究極の料理番組だ!

クッキング・ハイ:マリファナ料理対決
COOKING ON HIGH

Twitterで今話題沸騰中のNetflixオリジナル番組『クッキング・ハイ』。この番組は料理番組なのだが、驚くべきことに《マリファナ料理》に特化した料理番組なのだ。2016年頃から、メキシコ麻薬戦争に対抗する為、また医療用の大麻であれば害が少ないという理由により大麻所持が合法化され、現在28の州で医療大麻が認可されている。ITmedia NEWSによるとNYに大麻のApple Storeができたり、大麻体験ツアーが催行されたりと今アメリカで急成長中の産業である。

NYに“大麻のApple Store” 100億ドルのマリフアナ市場、急成長のワケ

さて、そんな中登場した《マリファナ料理》専門の料理番組。本作は、テレビでもYoutubeでもできないことをやりきった傑作であった。今日はその魅力について語っていく。

※WARNING:本作は、大麻に関する記事です。しかし、日本では所持しただけで警察のお縄必至なので、本国では決して真似をしないで下さい。どうしても挑戦したい場合は、オランダへ行くかカリフォルニア(嗜好用の大麻使用が合法となっている)へ行ってください。当ブログは責任を持ちませんので悪しからず。

クッキング・ハイ:マリファナ料理対決の番組展開

本番組はテンプレートにそって展開されます。

フェイズ1:料理人紹介

まず、料理人紹介から始まります。毎回2人の料理人が激突するわけだが、これが「どっから集めてきたんだ」という人ばかり。大麻料理の専門家、アメリカ版料理の鉄人出演者、ロサンゼルスでラーメン屋を営んでいる人、青髪の怪しい人まで登場します。「10年前から大麻料理を極めているんだよね」という爆弾発言まで飛び出します。

フェイズ2:大麻専門家ンガイオ登場!

毎回、クッキング前に大麻の専門家ンガイオが意気揚々と現れ、本日の大麻を紹介します。彼の職業は、ガンジャライター出版社の教育者だということです。常時ハイテンション、チャラチャラしているのだが、大麻専門家として、専門用語をまくし立てる解説っぷりに、訳が分からずとも魅せられていきます。

あれっ、ワールドカップ、セネガル代表の監督アリュー・シセと似てますねー

フェイズ3:料理

さていよいよクッキングタイムが始まります。毎回お題が決まっていて、「昼下がりの悦び」「グリーンでいこう」「油ものフレンチ」「メキシ大麻」等難易度が高そうなテーマばかり。これ、本当にまともな料理になるのー?と思うかもしれないが、これが面白いことに旨そうな料理に化けます。

フェイズ4:実食

30分のクッキングタイムを終え、いざ実食タイム。

ただ、実食者は、海原雄山のような美食家ではなく、ラリったラッパーのような人だらけ。パスタ風ポテト料理の盛り付けに対し、「ヴァギナみたい、壊したくない」と失礼すぎる発言をするっぽい料理評論レベル0な人だらけ。そんな彼らの評価の基準は、「美味い」「クサの味がしない」の二点だけだ。

フェイズ5:小休止THCタイム

他の料理番組と決定的に違うところ、それはTHCタイムがあるということだ。THCタイムとは、大麻の効能が身体に染み渡るまで待つ小休止のことらしい。なるほど、すぐには効いてこないのか。

フェイズ6:結果発表

ハイテンションになった状態で結果発表が行われます。実食者の票で優勝者が決まるのだが、実食者は既にハイになっている為、評価軸がガバガバ。平気で10点をあげる、明らかに低評価の感想をしておきながらも8点9点を与えていきます。もはやノリで決まるといっても過言ではない。

そして、優勝者にゴールデンポットを進呈し番組は終わる。

テレビでもYoutubeでもできない究極の料理番組だ!

本番組は、モラルに煩い通常のテレビ番組では一切できないだろう。教育に悪いからだ。また、いくら医療用大麻、それも合法的に処方された大麻を使っているとはいえ、Youtuberが同じ番組を配信したら、炎上を免れないであろう。Netflixは、金を払った人、番組に興味がある人だけが観ればいいというスタンスで、強烈なバイオレント映画、LGBTQ映画、『アナイアレイション -全滅領域- 』のような難解SF映画、『イカロス

』のような過激なドキュメンタリーを配信している。その集大成がこの『クッキング・ハイ』だ。金を払い、観たい人が観れば良い。法律を冒さない範囲で、どこまで面白く、ユニークな番組を作れるのかに注力している。実際に、タバコすら吸ったことない、大麻なんか興味ないブンブンでも面白かった。ってことで、Netflix観るものに困ったら、是非、『クッキング・ハイ』に挑戦してみてください。

※WARNING:本作は、大麻に関する記事です。しかし、日本では所持しただけで警察のお縄必至なので、本国では決して真似をしないで下さい。どうしても挑戦したい場合は、オランダへ行くかカリフォルニア(嗜好用の大麻使用が合法となっている)へ行ってください。当ブログは責任を持ちませんので悪しからず。

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