【ネタバレなし】『探偵はBARにいる3』これぞお正月、クリスマス、大泉洋映画だ!

探偵はBARにいる3(2017)

監督:吉田照幸
出演:大泉洋、松田龍平、北川景子、
前田敦子、リリー・フランキーetc

評価:75点

大泉洋×松田龍平の大人気シリーズ『探偵はBARにいる3』が公開されました。大泉洋と松田龍平の掛け合い、それに東映印のヤクザ映画感が独特のユーモアを生んでおり、ブンブンも好きなシリーズ。今回監督が橋本一から吉田照幸に変更されている。吉田照幸と言えば、昨年ブンブンシネマランキングワーストテン部門

に入れた『疾風ロンド

』の監督だが果たして…

『探偵はBARにいる3』あらすじ

東直己の『ススキノ探偵シリーズ』の世界観を使ったオリジナルストーリー。探偵の相棒・高田が持ってきた人探しの依頼。一見シンプルな、風俗墜ちの女が失踪した話かと思いきや、ガチでヤクザが動き始めた。高田でも倒せない強敵の出現、謎の女とモデル事務所、これは一筋縄ではいかないようだ…

毒が抜けた快作

結論から言おう、メチャクチャ面白かったです!TOHOシネマズ上野で観たのだが、満席近くまで埋まっており、劇中笑いが絶えませんでした。しかも珍しいことに、エンドロールが終わるまで1組ぐらいしか帰らなかったことから、これは映画ファンも一般のお客さんも満足できるお正月、クリスマス映画と言えよう。

やはりなんといっても、大泉洋は大泉洋でなきゃ!『鋼の錬金術師

』とは違い、大泉洋が素で暴れても問題ないシリーズなので、「た~すけてくれ~」「しばれるのぉー」と台詞の一つ一つが安定して面白い。それを松田龍平がオフビートな笑いでフォローする。吉田照幸は『疾風ロンド』の時とは180度違い、見事なギャグの案配、それこそ「間」を使いこなせていました。

ただ、良い意味でも悪い意味でも、シリーズ前2作の毒っ気はなくなってしまいました。1作目の「極道の妻たち」を彷彿させるずっしりした女のドラマ、2作目の狭すぎる路面電車内での死闘。そういったものがないので、『探偵はBARにいる』らしさは薄れてしまいました。今回のレイティングはPG12からGに変わっているのもそのせいです。ミステリーも、非常にシンプルでわかりやすいので見失うことがない。まさに甘口カレーといった感じだ。

だから、前2作が好きだった人にはちょっと物足りない。でも時は師走12月だ。たまには、こんな気楽に観られる映画を頭空っぽにして観るのもいいですねぇ~

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