【酷評】「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」これは映画ではない!

ゲームセンターCX 
THE MOVIE 1986 マイティボンジャック(2013)

監督:蔵方政俊
出演:有野晋哉

評価:-5億点

皆さんは「ゲームセンターCX」という番組をご存じだろうか?
よゐこ有野晋哉が様々なレトロゲームを1日でクリアするジャック・バウアーもびっくりなバラエティ番組。2003年から放送され、日本だけではなく海外にもファンがいる長寿番組でもあります。ブンブンも高校時代、テスト期間中になると勉強そっちのけで観ていました。中でも激ムズゲーム「魔界村」回が好きで、有野課長始め、チーム全体で奮闘する闘志に熱くなった。そんな思い入れ深い「ゲームセンターCX」の10周年記念映画があるとのことだったので観ました。しかし…

「ゲームセンターCX 
THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」あらすじ

有野課長はいつも通りゲームに挑んでいた。今回挑むのは、幼少期にやりこんだと言われる「マイティボンジャック」。過去の記憶を掘り起こしながらゲームに挑む。
一方時は1986年。少年ダイスケは好きな女の子に「マイティボンジャック」を貸そうとするのだが、不良グループに取られてしまう…

映画として破綻している

すんごい変な映画だった。「マイティボンジャック」の通常収録+公開収録の2本立ての要所要所にドラマ部分が挿入されている、半分ドキュメンタリー/半分劇映画な作品でした。監督は「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の蔵方政俊と決して映画素人が作っている作品ではないにも関わらず、ドラマ部分が致命的なほどつまらなかった。

そもそも、半分ドキュメンタリー/半分劇映画って演出自体に問題があります。テレビの再放送をやりたければ、純粋なロングバージョンとして作れば良い。マイティボンジャックに挑む有野課長の勇姿に熱くなる。しかし、中途半端にドラマが挿入されることで、熱がドンドン冷めてくる。丁度、金曜ロードショーで10分に一度CMが入り段々だれてくるのと同じ感覚。

そして、その肝心なドラマが誰得感、本当に映画製作経験者が作ったのか?と目を疑う程につまらない。1980年代のノスタルジー感は確かにある。ただそれだけ。不良グループと主人公の少年が戦うシーンも全体的にメリハリがなく、かといってリアリティもない。

監督がゲームセンターCXに熱い想いがなく、テキトーに作った感じが見え見えでした。

本作は、映画と呼べない。いや、呼んではいけないほどにお粗末さんな作品でしたm(_ _)m

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