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【ネタバレ解釈】Netflix版「デスノート」は抱腹絶倒のダメダメ映画だった5の理由

【ネタバレ解釈】Netflix版「デスノート」は抱腹絶倒のダメダメ映画だった5の理由

デスノート/DEATH NOTE(2017)


監督:アダム・ウィンガード
出演:ナット・ウルフ,
キース・スタンフィールド,
マーガレット・クアリー,
マシ・オカetc

評価:|5億点|(絶対値)

「DEATH NOTE」…それは、大場つぐみと小畑健二人の天才が生み出した、夜神月とLという二人の天才の闘いを描いた傑作漫画だ。

それが日本で実写化され、藤原竜也と松山ケンイチという二人の怪物を生み出した。

それから、10年経ち、昨年リメイク「デスノート Light up the NEW world」が爆誕した。ブンブンは、二人の天才亡き世界でバカ同士が繰り広げる茶番に大満足だったのだが、世間の評判は厳しく、酷評に酷評の嵐だった…

そんな最中、Netflixという黒船がハリウッドリメイクとして新たな命を「DEATH NOTE」に吹き込んだ。Netflixとは、金や勢いにモノを言わせ、ネット配信しかしないのに、映画祭に殴り込みをかけたり、薄給ブラック企業集合体である日本アニメ業界に大金ちらつかせて、技術をゲットしようとしている、まさに原題のペリーさんだ。

そんなペリーさん日本進撃の第一波として「デスノート」の実写化を選んだ。予告編を観る限り、日本ではあり得ない派手なアクションが期待できそう。ってことで先日観たのだが…これが映画オタク歴10年のブンブンを悩ます変な作品であった…

「デスノート/DEATH NOTE」あらすじ

スクールカースト最下位の少年ライト・ターナー は、ある日「デスノート」を拾う。そのノートに書き込まれた人は死ぬという不吉なノートで、嫌なヤツを抹殺したライトは、同級生のミア・サットン と意気投合して、世界の悪を成敗するようになる。しかし…Lという男がライトを追い詰める…

最凶の原作改変しかし…

驚いた….酷すぎた…あまりに酷いので、下記にてまとめるが、あんなに気合いの入った予告編だったにも関わらず、内容はバカとバカが愚行をしまくる映画であった。原作にあった頭脳戦などなく、もはや「デスノート」というコンテンツを利用したバカ映画になっているのだ。

こう改悪されると、通常-5億点をブンブンつけるのだが、本作はびっくりしたほどに…メチャクチャ面白いのだ。もう終始抱腹絶倒大爆笑で、腹筋崩壊しそうになった。

さて、こっからネタバレ全開で「デスノート/DEATH NOTE」の酷いポイントをまとめていきます。

デスノートの酷いポイント1:ライト君知能指数IQ.1!

原作では夜神月は確か成績も運動神経も最強な男であった。しかし、こちらはどうでしょう。いじめっ子を挑発して返り討ちに遭う、デスノートの存在を人にベラベラ話す。「デスノート」を使った殺人をを実演する。Lからの煽りに簡単に乗ってしまう、そしてビビリにビビリにビビリ…もう軟弱男、のび太以下で笑えます(実際に、助けて、どらえもーーーん張りにリュークに助けを求めるシーンがある)。極めつけは、ライト自身は自分のことを「頭良い」と思っている救いようのなさ。もう笑うしかないでしょう…

デスノートの酷いポイント2:「デスノート」の醍醐味をぶったぎる脚本!

本作、前半にこんなトンデモ発言が出てくる。ライトが「デスノート」の膨大且つ難解なルールに「クソみたいなルールが多すぎる!」と暴言を吐くのだ!こんな夜神月見たことがない!

もやは、この台詞は脚本家のさじ投げと捉えても良いでしょう。100分にまとめようとしても、到底まとめきれない。というよりか、月やLのトリックがわからん!と言わんとしている。一応、本作はアメリカで活躍している役者マシ・オカ(バディ映画「ゲット・スマート」で「相棒」における六角精児的役を演じていた人)がプロデュースし、原作者の大場つぐみと小畑健に許可を取っているらしいのだが、これで良いの?

デスノートの酷いポイント3:Lがデッカードになりますw

今回の「デスノート」リメイク、最大の改変はL役を黒人のキース・スタンフィールド(「ショート・ターム」、「ストレイト・アウタ・コンプトン」)の人に演じさせているところだ。やはり、最近アメリカでは多様性が重要視されている流れでしょうか?

しかし、このLがバカすぎて泣けてくる。

まず、トルコ語かい?と思うほど何言っているのか分からない日本語でベラベラベラとしゃべくりするシーンから始まる。そして、彼は「デスノート」使いライトことキラの居場所を「シアトル」だと断定する。しかし、どう考えても山勘にしか見えない。そして、ライトを見つけ出し尋問するのだが、これまたただのイチャモンにしか見えない。要するに天才ぶっているが、論理性が壊滅に壊滅を重ねているのだ。

最初は「名前と顔を知られてはならん」と布で顔を覆っていたものの、秒で取り、ライトと対峙するわ、「俺は銃なんか使わん」的なことを言っていたにも関わらず、ライトを追い詰めるときには、「ブレードランナー」でデッカードが使っていたような銃を片手に待てーーーーーと追いかけっこを始めるではないか!これはアカン。ゲラゲラゲラ

デスノートの酷いポイント4:使い方が幼稚すぎる

さて、肝心な「デスノート」の使い方だが、これがまるで悪いことをした人がそれを隠そうとするあまりにドンドン悪化していくような使い方しかされないのだ。例えば、Lの本名を知ろうと考えたときに、彼よく知るワタリに名前をリークさせようと「デスノート」に「ワタリ」と書く(そもそもワタリと書くだけで殺せるのなら、Lも殺せただろう)。リューク曰く、「死ぬ前にノートを燃やすとかすればなかったことにできるよ!1回しか使えないが」とのこと。しかし、ワタリは「Lの本名は知らん」と言い始める。

こっから歯車は乱れる。ライトはどうにかして、Lを殺そうとワタリを「デスノート」によって操り始めるのだ。いくらなんでもむちゃくちゃ過ぎでしょう。しかも、単純にLを抹殺したら警察に捕まるのが目に見えている。しかし、ヒロインのミア・サットン にそそのかされて、デスノートでもって水際対応を始める。ワタリは重要な人物だから殺したくない。でも、情報を知るためにドンドン「デスノート」で死亡フラグに死亡フラグを重ねていく。あんなに、緻密な頭脳戦もバカにやらせるとろくなことがない。

デスノートの酷いポイント5:これってそもそも「ファイナル・デスティネーション」じゃね?

本作を観ていると、段々これって「デスノート」じゃないなと思えてきた。というのも、ピタゴラスイッチ的にありとあらゆる方法でコミカルにご臨終していく人々は、「ファイナル・デスティネーション」シリーズそのものなのだ。

特にラストの観覧車で巻き起こる死亡遊戯はまさに「ファイナル・デスティネーション」シリーズの山場そっくりだ!

酷い、でも面白い

こうもゴミ映画を極めた残念リメイクなのだが、これがどうも憎めない。なんたって、「きっと、星のせいじゃない。」でチャラ男役を務めたナット・ウルフ君が演じるライトの顔芸が本当に面白い。リュークを観て、女子高生級に「キャーーーーーー」と叫ぶシーンは手を叩いて爆笑している自分がいた。

次々に斜め上をいく展開、これは原作とうんうん比較するより、純粋にぼんくら映画として楽しんだ方が良い。一歩譲歩した途端本作はエンタテイメントとして本当にGOODな映画だ。なので漫画原作ものとしてはマイナス5億点のクオリティだが、ゴミ映画としてはプラスベクトルに5億点という、酷くも面白い映画だ。

なので映画オタク10年やって、初めてプラス・マイナス両方の意味合いをかねて|5億点|(絶対値)を付けました。本当に人間が面白いように死んでいく姿、バカとバカのしょうもない激突に腹の底から笑った映画であった。

P.S.アダム・ウィンガードにリメイクはダメ!

本作の監督を調べたら、昨年酷評した「ブレア・ウィッチ」のアダム・ウィンガード監督でした。彼は「ブレア・ウィッチ」と本作とどれもリメイク作を扱い、どちらも酷かったのだが、そんな彼が2020年公開のゴジラ映画「Godzilla vs. Kong」の監督に抜擢されているのだ!

これはなんとしてでも止めねば!折角ゴジラとキングコングが戦うのに、バカ映画になっちゃうぞ☆

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