アレクサンダー・ペイン新作『ダウンサイジング』が完全『ウルトラQ 1/8計画』だった件

アレクサンダー・ペイン新作
Downsizing製作中

IMDbを読んでいたら、「ネブラスカ

」「サイドウェイズ」とロードムービーの傑作を多数生み出しているアレクサンダー・ペインが初のSF映画を製作していることが分かった。その名もダウンサイジング(原題:Downsizing)。短いあらすじによると、身体を小さくさせられる事で幸せが得られる社会を描いた風刺劇らしい。あれっとどっかで聞いたことがと思い、いろいろと調べていると、映画祭や海外新作情報を詳しく書いている日本語サイト「海から始まる!?

」にて以下のように書かれていた。

 物語:資源節約のために、人間が1/8サイズで生活できるようになっている近未来。自分たちの生活が行き詰っていると感じている夫婦がいて、自主的に「縮小化」する決心をする。ところが最後の瞬間になって妻が逃げ出す。

これって、現在Netflixで配信されている「ウルトラQ」の「1/8計画」とほとんど一緒ではないか!ってことで、Netflixで観てみました。
※「1/8計画」のネタバレ注意

「ウルトラQ 1/8計画」概要

1966年に円谷プロダクションが制作した特撮テレビドラマ「ウルトラQ」。現在の「世にも奇妙な物語」に近いもので、人々が様々な怪奇現象に遭う話を、円谷プロダクションの凄技で魅せていくもの。視聴率は軒並み30%を超えるヒット番組だった。「1/8計画」はその中の一つのエピソード。

人口増大で、食糧難な地球では各地で「1/8計画」が実施されていた。それは希望者を1/8サイズに縮めて、1/8サイズで作った町に生活させるという計画だ。1/8計画参加者は税金を納める必要もなく、自由に暮らすことができる。

ある日、男2人と女1人はドライブをしていると、1/8計画の看板を見つける。女は興味本位で会場に行ったきり帰ってこない。

そう、手違いで1/8サイズに縮められてしまったのだ。そして、なんとか元の大きさに戻ろうとする中で彼女は気づく。元の世界では故人になっていたことに。

絶望に暮れ、男2人が助けに来ても逃げ出してしまうところで、「実は夢オチ」でしたとなる。

Downsizingはマット・デイモン主演!

夢オチなのはガッカリだが、カルトSF映画「縮みゆく男」のサイズが違いすぎて人権がなくなっていく様子を上手くアレンジした作品「1/8計画」を、ロードムービーの巨匠がリメイク(?)するのは興味深い。主演女優候補だったリース・ウィザースプーンは降板してしまったものの、マット・デイモン、クリスティン・ウィーグと「オデッセイ

」コンビでやると聞いてこれは面白くなりそうだと思った。

アメリカ公開は12/22。丁度アカデミー賞シーズンだけに、どれだけノミネートされるかが見物だ!

※日本公開は2018年3月2日(金)に決定しました!

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