「光をくれた人」鬱映画のD.シアフランス作品!ファスベンダーの顔が綺麗すぎじゃね?

光をくれた人(2016)
The Light Between Oceans(2016)

監督:デレク・シアンフランス
出演:マイケル・ファスベンダー、
アリシア・ヴィキャンデル、
レイチェル・ワイズetc

評価:40点

「ブルー・バレンタイン」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」と鬱映画を撮るデレク監督新作。「ムーンライト

」がまさかのアカデミー賞作品賞を受賞した関係で、公開延期になったがようやく観られました。

「光をくれた人」あらすじ

M・L・ステッドマンの小説「海を照らす光」の映画化。
灯台のある孤島ヤヌス・ロックで夫婦が暮らしていた。しかし、子どもに恵まれず、二度も流産してしまう。そんな夫婦の前にどんぶらこ、どんぶらこ、桃…おっと失礼赤ちゃんがボートに乗って島に流れ着く。天の恵みだと思い育てるが、やがて真の母親が目の前に現れる。

冗長、そしてファスベンダーの顔…

邦題に油断したが、やはり重く長い鬱映画でした
GotG Vol.2でも、生みの親か育ての親か問題がテーマになっていたが、本作のシリアスさは桁違い。誰も悪くない、でも誰もが不幸。辛くて辛くてしかたがなかった。

ただ、今回のデレクさんは演出にミスがあるのではと感じる部分があり、興醒めもした。というのも、後半のあるシーンにおいて、ファスベンダー扮する夫の顔がキレイ過ぎるのです。あのシチュエーションなら、髭は無造作に生え、窶れているはず。なんだか、全体的にファスベンダーの美しいフェイスを保つための映画となっており、本来メイクで補わないといけない「過酷さ」がごっそり欠落していた。

また、本作は133分と超尺にも関わらず、アリシア・ヴィキャンデル扮する悩める妻イザベルの葛藤描写も甘かった。子どもが出来ないが故の、子どもに対する執着を描くのなら、二度目の流産から赤ちゃんを拾うまでの間にもう少し狂気に陥る描写があっても良かったのではないだろうか?でないと、本当にただのメンヘラ女にしか見えなくなる。明るい性格がどんどん失われていく様子を描いてこそ、本作のテーマがビシッ!と決まるだけに非常に残念でした。

もしかすると、海外メディアで賛否両論となっている河瀬直美監督作「光」の方が面白かったかも?

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