【ネタバレなし/酷評】「マンチェスター・バイ・ザ・シー」アカデミー賞2冠しかし…

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016)
Manchester by the Sea(2016)

監督:ケネス・ロナーガン
出演:ケイシー・アフレック、
ミシェル・ウィリアムズetc

評価:25点

アカデミー賞では主演男優賞と脚本賞を受賞。カイエ・ドゥ・シネマ等でも高評価な作品「マンチェスター・バイ・ザ・シー」がいよいよ日本上陸。地味な内容な為か、東京でも新宿武蔵野館とシネスイッチ銀座ぐらいでしか上映されていないのだが、予想に反して劇場は大盛況。評判も良好でFilmarksでも平均評価☆4/5をたたき出している。食指が動かなかったものの、無視できず観てきました。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」あらすじ

ボストンの郊外で便利屋として働く男に兄の訃報が入る。兄の息子を引き取る羽目になった男。しかし、彼には故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻れない理由があった…

女々しくて、女々しくて、女々しくて、
辛いよ~

私にはここ数年劇場鑑賞した作品の中でトップクラスに退屈な作品でした。寝まい、寝まい、寝る損マンデラだと自分に言い聞かせても辛い睡魔との闘いでした。

確かに、主人公が抱える過去のトラウマは分かる。誰も悪くない、でも罪を抱えてしまう辛さ。本作中盤で明かされる真相に、背筋が凍るほど苦しくなった。なるほど、町山智浩さんが言葉を濁していたのはこれか~と納得した。これは凄いと思った。小さい町故の、忘れようとしても蘇る大惨事の記憶。私だって経験あります。過去をやり直したいことはあります。本作は過去のトラウマを乗り越える男の話なのだが、あまりに女々しくて、女々しくて、女々しくて、観ていて辛い作品でした。

そして、不器用に繋がる挿話もあまりに不器用過ぎて、体感時間をドンドン伸ばしていく。確かに、兄の息子のモテモテリア充ライフの挿話はクスリとさせられる。アパートの住人と主人公の対話も確かに面白かったりする。しかし、挿話が上手くかみ合ってないのです。壮大なオペラ音楽も私には雑音にしか聞こえず苦痛でしょうがなかった。

恐らく私は数々のトラウマを一人で、気合で乗り越えてきたから、主人公に、物語に共感できなかったのだろう。申し訳ない、今年ワースト候補です~_~;

「ジェシー・ジェームズの暗殺」が観たくなった

ただ、本作を観てケイシー・アフレックに興味を抱きました。彼の出演作である「セインツ -約束の果て-」や「ジェシー・ジェームズの暗殺」を観てみたくなりました。

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