#36【教育実習】学習指導案の書き方~情報科:コンピュータウイルス回~(Excelひな形付き)

学習指導案の書き方

教育実習は授業をするために、
・学習指導案
・教材
・トーク

の3つを準備
しなくてはいけない。

学習指導案

所謂、授業の設計図。
どのように授業を
進めたら、上手くいくのか、
万が一トラブルが起きた場合に
どのように対処するのかを
記入することで、
臨機応変に対応することが
できるというもの。

教材

情報科だけに留まらず、
教科書だけで授業すると
かなりやりにくい。

そこで、自分が教える
単元を自分が扱いやすいように、
生徒の理解を促進させるように
教材を作る必要があります。

所謂武器です。
情報科は、他教科とは違い
パソコンやプロジェクター
などといった機材を沢山
使えるので、
紙媒体以外の教材も
用意しておくことが大事です。

トーク

そして、最後に大事なのは
自分のトーク力。
学習指導案に明記した
時間配分で、
生徒に伝えたいポイントを
きっちり話せるかが問われます。

他クラスとの進度に
差が出ないようにするのは、
もちろん。クラスカラーや、
突発的なアクシデントに
備え、授業をコントロール
することも大事です。

準備段階では、
イメージトレーニング、
特に実際に生徒が
いることを想定した
模擬授業を重ねる
ことが大事です。

意外と面倒くさい学習指導案

授業教材を作るのは、
自分の色を創意工夫
できるので楽しい。
しかもあくまで
教材なので、
多少の荒さは
トークでカバーできる。

しっかり学習指導案はそうもいかない。
授業で起こりゆることを
想定して、しっかりと
書かないと本番で
失敗することが保証されているからだ。

ってことでかなり面倒くさいし、
最初はかなり戸惑うかもしれない。
このブログを読んでいる人は
幸運だ。

なんたって、ブンブンが実際に
作った指導案を基にした、
「学習指導案ひな形(Excel)」
もらえちゃうからだ。
一番下にダウンロードできるよう
リンクを貼り付けておいたので、
まずは、指導案のコツを
見ていってください。

指導案を書くコツ1.
単元と授業の目的を
詳しく書く

↑クリックすると拡大します。

まず、大事なことは
1.本単元の目的
2.本時間での目的

をしっかり明記することにある。

単元とは、
授業数コマかけて教える
大きな枠組み。
1年という長いスパンにおける
チェックポイントのようなものだ。

ブンブンの場合、
担当教官から「コンピュータウイルス」
について教えてくれと言われたので、
「コンピュータウイルス」が単元にあたります。

そして、「コンピュータウイルス」の
何について生徒に理解させるのかを
詳しく書きます。
例えば、
・コンピュータウイルスの定義の理解
・コンピュータウイルスの種類、感染経路、
対策方法の理解

みたいな感じだ。

そして、単元という枠組みの中の
自分の担当する時間に対し
目的を立てます。

今回、ブンブンが担当した
「コンピュータウイルス」という
単元は1時間で終わらす
とのことだったので、
・マルウェアとコンピュータウイルスの違いの理解
・ウイルス感染を防ぐ主な方法5つについての理解

といったように授業を想定して、
具体的に書いていくことが大切だ。

指導案を書くコツ2.
評価の基準は3~4つの
項目で書け

↑クリックすると拡大します。

次に教員は、最後に生徒
一人一人に成績を
つけなければなりません。
皆さんは、この「成績」、
てっきりテストだけで判断しているのでは
と思っていないでしょうか?

それは違います。
テストの他に提出物や
授業態度などからも評価を
下さないといけない。
多くの生徒を平等に評価するには
指針が必要。
ってことで、「評価の基準」を
書く必要があります。

多面的に評価の基準は設けた
方がいいので、
ブンブンは
「関心・意欲・態度」
「思考・判断・表現」
「技能」
「知識・理解」

の4つに分けました。

担当教官によって、
ここの基準は異なる。
最終判断は担当教官に
委ねられているので、
教育実習中は
何を評価の基準に
した方が良いのかは、
質問して進めた方が
いいでしょう。

指導案を書くコツ3.
授業の展開は
4部構成で行え

↑クリックすると拡大します。

いよいよ、指導案メインディッシュ
である「学習の展開」だ!

教育実習生という教師素人が
作る場合、一番簡単な
4部構成で行うことを
オススメします。

というのも
4部構成で書くというのは
「起承転結」で書くという
ことと同義語。

つまり、一番スマートに
行くひな形だからだ。

大体50分の授業を
・導入→15分
・展開1→10分
・展開2→15分
・まとめ→10分

で行うとすんなりいきます。

というのも、
授業のはじまりは
生徒がガヤガヤしていたり、
提出物の回収などで
意外と時間が取られます。
また、いきなり授業から
入るよりも小話や
生徒の身近な話をする。
所謂アイスブレイク的
要素を入れた方が、
授業に生徒が入り込みやすいから。
つまり、これらのことをするには
15分ぐらいの時間が必要だ。

そして、「承」の部分は、
生徒が授業に集中し始めた
あたり。生徒の集中力は
基本的に20分ももちません。
10分ぐらい経過したら、
大きな展開を魅せましょう。

大きな展開を魅せる
「転」で本格的な内容を
語ります。

そして、まとめで
その日授業でやったことを
おさらいしましょう。
時間を多めにとって、
フレキシブルに調整
できるように設定しておくことが
重要だ。

そして、「学習の展開」で
主に書くべき事は3つある。

生徒の学習活動

各展開で、どういった
授業を行うのか、
どういったことを話すのかを
明記。

指導上の留意点

自分がその話をする際に、
どういったことを気をつけるのかを
明記。

予期される生徒の反応

ここをきっちり書いているかどうか
で授業に差が出る。
予想される生徒の反応、
トラブルを列記し、
それに対する対策を
書いていく。

どれだけ授業本番を
想像できるかが腕の見せ所だ。

小話リスト

担当教官によっては
怒られるので、
最後の添付ファイルからは
消した。

自分が話す雑談をまとめる
ことをブンブンは行った。
これが本番時にかなり
役に立った。

指導案を書くコツ4.
使用教材を明記

↑クリックすると拡大します。

何を授業で使うのかを明記。

最後に…

いかがでしたでしょうか?
今回は特別に
学習指導案ひな形(Excel)を
添付するぞ!
自由に改造して使ってみてくれ!
(教育実習指導案ひな形

)

ブロトピ:今日の雑談日記

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