「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」がエイリアンVSプレデターだった件

映画ドラえもん 
のび太の南極カチコチ大冒険(2017)

監督:高橋敦史
声の出演:水田わさび,
大原めぐみ,かかずゆみ,
木村昴,関智一,
千秋etc

評価:70点

映画ドラえもん、シリーズ
37作目。あと10年ぐらいで
「男はつらいよ」シリーズ
に追いつく大人気
シリーズだが、
今回は公開前から、
今までのドラえもん映画
とは違うテイストの
ポスター宣伝により
SNS上で話題沸騰


ガチ回の兆しを見せた
最新作ですが果たして
どうだったのだろうか?
実際に池袋HUMAXシネマ
ウォッチして来ました。

「映画ドラえもん 
のび太の南極カチコチ大冒険」あらすじ

夏休み真っ盛りののび太。
熱いのでどうにかして涼みたいと、
どこでもドアで
南極から発生した
巨大氷に行く。
すると謎のブレスレットを見つけ…

期待を裏切らないドラえもん

ポスターの本気度が例年と桁違いな、
ドラえもん最新作。
期待度を上げまくっているが、
期待を裏切らない流石はドラえもん。

まず、ポスターで「今回はガチだぜ!」
宣言している通り、背景一つ一つ
抜かりがない、
シーンのメリハリをつけるための
タッチ変更が上手い。
ひみつ道具が、
今でも頑張れば作れそうなもの
中心でロマンがあり、且つ
伏線としての使い方が絶妙。

例えば、氷を自在に加工できる
機械や氷の特性を変える機械は
決して遠い未来の道具ではない。

流石にどこでもドアやタイムベルト
等はSFなのだが、できるだけ、
今でもありそうな道具を
のび太の創意工夫で持って
運用しているところがステキ。

ドラえもんや
ジャイアンたちもそうだが、
基本的にのび太を下に見ている。
確かに、
人災は毎度の事ながら起こしているのだが、
のび太はドラえもん
というロボットに
迅速且つ的確にシステム入力を
施し短時間で、モノを作ったり
問題解決する能力を見ると、
単にテストのための勉強が
苦手なだけで実は天才的
能力を持っているのかと思い、
大人になった今の視点から
観ると非常に熱くなる。

のび太の有能さに
コントラストを与えるよう、
毎度お馴染み、
スネ夫のダメ人間感、
のび太のクリエイティブさ発想力、
パワーキャラのジャイアン、
何故か野郎に混じる
高嶺の花しずかちゃんの絡みが

バーニング・オーシャン

」級の
人災が起きているにもかかわらず
癒やしとロマンを与えてくれる。

そして何よりも、
映画を通して子どもたちに
知識を与えてくれる脚本が好き。

本作では、南極からどのようにして
氷山が流れてくるのかを、
わかりやすく説明してくれる。
この説明は大人でも
なるほどと勉強になるほどと
思うくらい面白い。
こういうのは「クレヨンしんちゃん」
ではなかなか出来ないだけに、
ドラえもんがしっかり描くところ。
それをわきまえた作りには感動すら覚える。

プロットは「AVP」

さて、本作驚いたことがある。
それはプロットが
不朽の迷作
「エイリアンvsプレデター」だったのだ!
南極でのび太たちが見つけた、
古代遺跡で起きる
怪物と人型の何がしの死闘に巻き込まれ、
トンデモナイ事態が巻き起こる、、、

単にドラえもんの世界だから
ゆるいのであって、実写で
やったら象型の癒やしキャラや
ボスキャラはメチャクチャ怖いぞww

ポスター通り、切なく心に刺さるシーン、
氷山に対するロマン、
冒険したくなるようなワクワクがある
傑作でした。

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