【ドグマ95研究】「ジュリアン」精神分裂病患者の脳内をトリップ!サイケ過ぎるww

ジュリアン(1999)
JULIEN: DONKEY BOY(1999)

ジュリアン

監督:ハーモニー・コリン
出演:ユエン・ブレムナー、
ヴェルナー・ヘルツォークetc

評価:50点

ドグマ映画第6弾はアメリカで
製作された。監督は後に
カルト映画「スプリング・ブレイカーズ


を撮る、ハーモニー・コリンだ。
果たして…

「ジュリアン」あらすじ

精神分裂病のジュリアンは盲学校の教師を
している。
そんな彼の家庭は
歪んでいた。
父親はレスラーを夢見る弟に、
DVさながらのしごきを与える。
厳格な父に悩まされる彼は
未婚の妊婦である姉を
心のよりどころとしていた。

トリップ映像てんこ盛り

「スプリング・ブレイカーズ」を観たとき、
「ゼッタイこの監督ドラッグ決めながら
映画作っているだろう。」
と思うほど、
サイケデリックでトランスな映像が
繰り広げられていた。

「ジュリアン」も相当ぶっ飛んでいました。
まず、ジュリアンを
カラフルな赤・緑・青の色彩で
まるでGoProで撮ったかのような
演出で画面を覆う。

そしてドグマ映画お馴染みの
ハンディカメラで撮った荒い
演出がアングラ感を漂わせる。

もはやストーリーがあるという
感じではなく、
もっぱらハーモニー・コリンの
脳内を覗いているような
作品でした。

ハーモニー・コリンと言えば

そんなハーモニー・コリン監督は、
なんとラリー・クラークの伝説的映画
「KIDS」の脚本
を手がけていたそうです。

「KIDS」とは性的依存症の
ストリートキッズをドキュメンタリー
タッチで描いた作品で、
欧米のシネフィルを
中心に衝撃を与えた作品である。

若者や社会から外れた者の
荒々しい心理状態を描くのが
このハーモニー・コリンは
得意なのではと感じた。

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