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日活ロマンポルノ45周年記念「㊙色情めす市場」橋本愛も絶賛する衝撃作!!

日活ロマンポルノ45周年記念「㊙色情めす市場」橋本愛も絶賛する衝撃作!!

㊙色情めす市場(1974)

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監督:田中登
出演:芹明香,花柳幻舟,
夢村四郎etc

評価:90点

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今週末から順次公開される
ロマンポルノリブートプロジェクト!
行定勲や園子温といった名だたる
監督が、70年代に流行した
日活ロマンポルノを復活させる
夢の企画だ!

日活ロマンポルノは、
1971年から1988年まで
日活で作られた成人映画群のことで、
当時斜陽だった日活が、
「10分に一度の濡れ場」
「70~80分程度の上映時間」
などといった
いくつかの条件の下、
様々な監督を育成した。
ロマンポルノ出身者として
神代辰巳、根岸吉太郎、森田芳光、
周防正行、相米慎二
などがおり、
エロ映画ではあるものの
芸術性の高い作品が多数生まれ
国内外で高い評価を浴びた。

今日は、リブート記念と言うこともあり、
ロマンポルノ45周年記念日ということも
あって、ブンブン田中登監督代表作
「㊙色情めす市場」を観てきたので
紹介します。

「㊙色情めす市場」あらすじ

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大阪のドヤ街で客引きを行い、
ビルの屋上とかで性交し稼ぐ
19歳の娼婦トメ。

親も同じく娼婦で、
時に客を取り合ったりしながら
なんとか生きている。
さらにトメの弟は
知的障害者で、
何もできないので
親子で日銭を稼がねばならない。

そんなある日、
指名手配の張り紙そっくりの
男とトメは出会い…

デンマークポルノを超えるえぐさ!

一般的に、1970年代デンマークポルノは
検閲廃止の中作られているのでハードコアだと
言われている。確かに、生々しいエロシーン
はこの時代のデンマーク映画には多い。

しかし、この「㊙色情めす市場」は
女優さん(特に芹明香)の精神が
ぶっ壊れるのではないかと思うほど
グロイ、エグイ!

ニンフォマニアック」なんて甘口に
見えるほどだ。

とにかく、障がい者と性交に励んだり、
強姦さながらのプレイがあったり、
おしりにタバコを刺したりと
とにかくキッツイのだ。

なので、いくら橋本愛が絶賛していても
気軽に人にオススメできる作品ではありません。

家族という名の地獄

しかし、その過激さが
等身大の「貧困家族」を
あぶり出すことに成功したといえる。

風俗店にすら雇われない、
娼婦の母と娘。
母は40歳になっても、
男を誘っては性交に励むが、
年も年なので、
客から不満の声が漏れる。

中絶費用を稼がないといけないので、
なんとかして若く魅せようと、
激しく股をを揺する哀しさは
もう絶望的だ。

そんな絶望に輪をかけるように、
母親と同じ道を歩んでしまっている
娘と、知的障がい者の弟が
出てくる。

そして、ドキュメンタリータッチで
映し出されるドヤ街。
近代文明とはほど遠い
時代に取り残された空間で、
何も出来ずにもがく
「家族」の哀しさが痛いほど、
それも「葛城事件」以上に
ブンブンの心をえぐってきました。

白黒からカラーに切り替わる意味

本作は8割白黒で描かれているのだが、
物語終盤でカラーになる。
これってどんな意味があるんだろう?

と観終わった後、ずっと考えていたのだが、
恐らく、「文明社会」に入り込もうとしている
トメの視点を表現したかったのだろう。

とある事情で家族がバラバラになる。
「家族」という名の地獄から解き放たれよう
としているのだが、やはり最後には
娼婦に戻ってしまうトメの哀しさ。
これを描いたとすれば、ラストシーンに
再び白黒映像に戻るのも説明がつく。

非常にアヴァンギャルドで過激、
そしてハードコアなんだけれども
一生に一度観る価値のある
凄い作品でした。

リブート企画で言えば、
「風に濡れた女」が観たいな~

ブロトピ:映画ブログ更新

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