【東京国際映画祭特集】「キングコング対ゴジラ(4K)」史上最大の茶番ww

キングコング対ゴジラ4K(1962)

キングコング対ゴジラ

監督:本多猪四郎(本編)
円谷英二(特撮)
出演:高島忠夫,
佐原健二,藤木悠
浜美枝etc

評価:50点

第29回東京国際映画祭で
町山智浩さん
の解説付き
上映が行われる
「キングコング対ゴジラ」。

実は今回のバージョンは、
日本映画専門チャンネル
スタッフがカットされた
ネガを集めてきて、4Kに
修復したバージョンと
巷で評判を呼んでいる。

ブンブンは先日
日本映画専門
チャンネルで観たので、
今日はその話をします。

「キングコング対ゴジラ」あらすじ

パシフィック製薬宣伝部長の多胡は、
CMの視聴率が不振で頭を悩ませていた。
そんな彼の耳に、ソロモン諸島で
「魔神」が目覚めたという噂が入る。

CMのネタに使おうと、
早速島へと向かう。

一方、北海道ではゴジラが出現し…

キングコングとゴジラ欲張りムービー

本作を観て、驚いたのは、
単にキングコングとゴジラを戦わせるのでは
なく、「キングコング」のプロットを
忠実に再現している点だ。
しかもRKOに多額のキャラクター
使用料を払っているので、
モンスター描写も正確だ。

なんたって、物語の前半は、
島に行ってキングコングを
お持ち帰りする話なのだ。
島では、キングコングの
儀式だけではなく、
ある巨大生物との闘い
まで魅せてくれる。
完全和製キングコングなのだ。

しかし、それが面白い形で
ゴジラと対峙する。
なんと、製薬会社の宣伝係が、
コマーシャルでキングコングと
ゴジラを戦わせようとするのだ!
(実際に映画内でも東京製綱や
バリヤース
がタイアップしているのが
また面白い。)

事態は悪化し、
自衛隊からも「キングコングの
お持ち帰りはやめてください」

と言われているのに、頑張って
テイクアウトしようとする
会社員が滑稽すぎるw

そう本作は、
「フレディーVSジェイソン」
貞子VS伽椰子

」等の
コメディ2大キャラクターバトル
ものの原点と言える作品なのである。

ラストが…!

もう良い意味で茶番過ぎて面白いのだが、
唯一大幅減点なのは、
クライマックス!

キングコングとゴジラが、
謎の引力のせいかドンドン
熱海城に吸い寄せられて、
無駄に熱海城を破壊しながら
戦うシーンだ。

それ事態は滑稽で面白い。
しかし、RKOとの権利の関係か、
決着がはっきりとした白黒を
付けない非常に後味の悪いもので
コレばかりはかなりガッカリした。

やはり、キングコングかゴジラ、
どっちかが勝利みたいなエンディング
じゃないとスカッとしないな~
「貞子VS伽椰子」にも通じる欠点でした。

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