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“Ç”広瀬すずの本気を観た「ちはやふる 上の句」

“Ç”広瀬すずの本気を観た「ちはやふる 上の句」

ちはやふる 上の句(2016)


監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、
矢本悠馬、森永悠希etc

評価:80点

最近の邦画大作は一つの予算で
2部作を同時に作ることで、
前編がコケても
後編で金を回収する
リスク回避型の作品が
増えている。

昨年、「ソロモンの偽証」と
「進撃の巨人」
が前編はよかったのに、
後半が凄惨たるクオリティで、
この手の作品にビビるように
なったブンブン。
しかし妹が本作を観たいと
言ったことから挑んでみました。

それでは参りましょう!
「ちはやふる 上の句」

「ちはやふる 上の句」あらすじ

末次由紀の同名少女漫画を映画化!
幼少期から小倉百人一首バカな
女の子・千早が、
幼馴染みの太一、そして
新しい3人の仲間を作り
カルタ部を作る。

「上の句」では、
全国大会に進出するまでの
日々を熱く描いている。

広瀬すずが極上のコメディエンヌを魅せる

ラブコメは、女優が恥ずかしがらずに
全力でバカを演じる程素晴らしくなる。

正直、本作を観る前、ヒロインが広瀬すず
ってことに不安を抱いていた。
あざとい、性格が悪いイメージを
少なからずブンブンは抱いており、
そんな彼女に全力でカルタに挑む、
いわばカルタバカになれるのか?
と心配していたのだが、
それは取り越し苦労でした。

本作は過剰なギャグで疾走する作品だ。
役者はまるで演劇のように大げさに
台詞を語り、そしてジェスチャーをする。
そして演出で、カルタはだるまや障子に
突き刺さりまくる(死傷者が
でないことに驚くほど怖いw)。

そういった過剰表現で成り立っている
映画において、役者が中途半端な
演技をすると観客はドン引きする
ものなのだが、「ちはやふる」では
どんどん観客を巻き込んで熱く
させていく。

何よりも広瀬すずがもはや「千早」
とシンクロし、本物になっていることが
強い。

例えば、部員として半ば強引に入部させた
真面目めがね男「机くん」。
彼が冷たく部室を去ったときの
広瀬すずの演技。
「わたしは、机くんとカルタを
やりたいの!」汗だくになりながら、
ほおを赤め全身全霊で、
優しくも力強く彼を引き留める
演技に魂がこもっていた。

観ているブンブンまでもが、
「俺もカルタやるぅ~」!
と言いたくなるほどである。
こうしてどんどん観客の
ボルテージを上げていくのである。

君は誰を応援する?私は机くん

この手のスポ根映画は時間の都合上、
主役以外のキャラクターに奥行きを
持たせることが難しく、
結構多くのキャラが「その他大勢」
なりがちである。

しかしながら、本作は脇役、敵役に
感情移入できる程深く描かれているのだ。

ブンブンは千早チームの机くんをずっと
応援していました。
ガリ勉で孤立していた彼がカルタに目覚めて
知る、強気仲間。劣等感を抱きつつも、
仲間に役に立つアプリを開発し、
頑張る。クソ野郎ではあるのだが、
憎めないところがあって私は彼を
ずっと応援していました。

また、全国大会に進めるか否かの最終試合
で太一が相手にする敵にも
注目。あれはあまりにも可哀想。
悔しがる彼の痛みがじわじわ
伝わってきた。

下の句への不安

4/29に後編である下の句が
公開
されるが、ここまで期待値が
上がると不安なところがある。

いよいよ下の句では、
千早、最強の幼馴染みの
謎が解明される。
また、一匹狼の最凶女が
敵として現れる。

カルタバトルのまるで銃撃戦の
ようなアクションシーンを十分に
魅せてしまった上の句だけに、
下の句で新しい技や
あっと驚くツイストを入れられるか
不安だ。

ということでPerfumeの主題歌
FLASH
を聴き、4/29まで
首を長くして待つブンブンでした。

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