“Ç”「さらば あぶない刑事」東映の良質B級映画 初心者でもOK?

さらば あぶない刑事(2016)

さらば、あぶない刑事

監督:村川透
出演:舘ひろし、柴田恭兵etc

評価:65点

1986年から始まった大人気刑事ドラマ
「あぶない刑事」。
ついに劇場版7作目、
「スター・ウォーズ」や
「ワイルド・スピード」

並びました!

とはいっても、ブンブン正直
古くさいと思って食わず嫌いを
していました。

しかし、イマドキギャルが
面白いとの評判が
耳に入り、意を決して
観に行くことにしました!

舞台は丸の内TOEI
公開から結構経っており、
また雨にも関わらずおじちゃん、
おばちゃん沢山賑わっていました。

「さらば あぶない刑事」あらすじ

警察署内の秩序を無視して、
銃を乱射し事件を解決する鷹山敏樹&大下勇次の
あぶでかコンビもついに退職まで5日となった。

退職間際にも関わらず、ブラックマーケットを
襲撃しやんちゃ盛り!
しかし、ブラックマーケットの均衡を保っていたドン
伊能が殺されたことから、ブラックマーケットの
ロシア勢、中国勢、そして日本勢の
仁義なき戦いが巻き込まれ、
あぶでかコンビ最後の事態収拾に挑む…

あぶでかコンビvs吉川晃司

本作は映画の文法で観たら、
非常に際どいところを攻めすぎている
作品だ。冒頭の一歩間違えればダサくなる
ダンスシーンや、
映像を使い回したためか、大勢の敵が
足踏みをしていいるように見える間抜けな
シーン。突拍子もなくかますギャグ。

ギリギリ面白い、ギリギリアウトなシーンを
交互に繰り返すあぶない橋を渡っている作品だ。

しかし、そこを割り切ってみると本作は
良質なB級映画だ。

もやは、「誰が黒幕だ?」と疑問を
抱くまでもなく、吉川晃司扮する
キョウイチ・ガルシアとあぶでかが
ガチンコでスタントバトルをします。

そう、これは「ワイルド・スピード:スカイ・ミッション

」と同じ作品だ。
あちらはワイスピ禿げの軍団vs
ジェイソン・ステイサムの夢の対決を
拝めるのに対し、こちらは
ダンディな吉川晃司との戦いを
拝めるのだ。

チームワークであぶでかコンビは
吉川晃司が所有する極秘データを
盗もうとしたり、
アイスピックや杖といった
独特な武器を使ってくる彼に
素手で戦ったりする。

観客が飽きる手前で、
どんどんステージを変えてくるから
ぐいぐい引き込まれます。

そして、さんざん引っ張った後に、
騎馬戦と言うにふさわしい、
バイクスタントを魅せてくれる。

あぶでか初心者のブンブンでも、
こんなに熱い接待を受けたら、
舘ひろしと柴田恭兵に惚れないわけがない。

また、吉川晃司のバイクスタントや
アクションがこれまた痺れる
(たぶんボディダブルを使っていない)。

東映の映画は仮面ライダーや
プリキュア
を始め、
映画人には敬遠されがちな
チープな印象を与える
作品が多いが、
脚本がしっかりしており
サービス精神も
あるのでたまに
観ると新鮮だったりする。

ってことで、敵の数と弾丸の数が
合わない窮地からいかに
二人が脱出し有終の美を
飾れるか劇場でウォッチしてみてください。

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