“Ç”第88回アカデミー賞外国語映画賞アイルランド代表「VIVA」

第88回アカデミー賞ノミネートショートリスト発表!

サウルの息子

先日、次のアカデミー賞のノミネート候補が9作品に
絞られました。今年の外国語映画賞は非常につまらない。
なんたって、「サウルの息子」一択としか
考えられないようなラインナップだ。
強豪「ひつじ村の兄弟」や「ザ・クラブ

」、
灼熱の太陽

」、そして海外評判が異常に
高い「黒衣の刺客

」はリストに入らず、
ラインナップ的にアカデミー賞っぽくない
作品ばかりがリスト入りを果たしました。
下記が、その対象作品です。
日本の「百円の恋

」は案の定
入りませんでした…m(_ _)m

・「サウルの息子」(ハンガリー)
・「Mustang」(フランス)
・「The Fencer」(フィンランド)
・「顔のないヒトラーたち」(ドイツ)
・「Viva」(アイルランド)
・「A WAR」(デンマーク)
・「大地の抱擁」(コロンビア)
・「The Brand New Testament」(ベルギー)
・「ディーブ」(ヨルダン)

今回、アイルランド代表の「Viva」を
観たので感想をアップします。

Viva

viva film 2016

監督:パディ・ブレスナチ
出演:ヘクトル・メディナ、ジョルジュ・ペルゴリアetc

見習いドラッグクイーンとして、
クラブで技術を磨いている青年のもとに
元ボクサーの父親が姿を現したことから
自分のキャリアに迷いが生じる話。
青年が15歳の頃から、父親は
刑務所におり出所してきたのだ!
しかし、いきなりクラブにやってきては
殴りかかってきた父親。
行き違う意見が不協和音を生じてしまう…
不満を抱える青年だったが、
父親にあるものが迫っていた…

アイルランド映画なのに、全編スペイン語
しかも見習いドラッグ・クイーンもの
という異色な作品。

青年の孤独で悲しい人生を、
ドラッグクイーンたちの豪華絢爛なボイスと
舞いをバックに繰り広げられる。

正直、「サウルの息子」に勝てそうな気が
しない。ユニークなんだけれど、
ドラマが終盤にいくに従って
陳腐化してしまっているため、
残念な感じがするのだが、
主人公の青年を演じた
ヘクトル・メディナの女性性を
魅せるセクシーな演技が本当に上手い。

羽生結弦を極限までに追い詰めると
ああなるんじゃないかと思う程だ
(例えがよく分からないがw)。

それでもそんな彼が、終盤、
舞台で先輩ドラッグクイーンと
一緒に歌う場面。
親子の断絶、辛くて辛くてたまらない
気持ちを歌に込める場面は本当に
圧巻!「チョコレート・ドーナッツ」
さながらの心に染みるソウルが
こもった歌でした(*^_^*)

日本公開は未定だが、
ヒューマントラストシネマ有楽町
あたりで上映しないかな~

※予告編が見つからなかったので割愛します。
予告編見つかったら載せますね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です