“Ç”【ネタバレ&解説】一見さんお断り!?「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

スター・ウォーズ エピソードⅦ/フォースの覚醒
STAR WARS EPISODEⅦ THE FORCE AWAKENS

スターウォーズ/フォースの覚醒

監督:J・J・エイブラムス
出演:ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、
アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボヤーガetc

評価:60点

C3PO

遂に、遂にやってきましたスター・ウォーズ!
ブンブンが映画に嵌まったのも、
親が仮面ライダーや車に嵌まらないよう
映画教育、まさに映才教育で「スター・ウォーズ」
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「インディー・ジョーンズ」

を魅せていたことから始まった。
特に「スター・ウォーズ」はもはや私のオールタイムベストには
BTTF同様入れるまでもないほど好きな作品である。
それ故に、今回のエピソードⅦは期待と不安でいっぱいでした。
「ファントム・メナス」のようながっかり感はないだろうか?
ブンブンが観る前にネタバレされないだろうか?
そして遂に観ました。

TOHOシネマズのフリーパス稼働中なので、
どうしても当日券で挑まねばならない。
激戦区の中、なんとか西新井で観ることに成功しました。
日付入り限定パンフレット(1000円)も混む前に購入!
スターウォーズ6

スターウォーズ7

さて、これから解説をします。
※今回は観た人用の解説&感想&ネタバレなので
未見の方は速やかにページを閉じることを
オススメします。とにかく!何も聞かずに
映画館で観てこよう!

ストーム・トルーパー

一見さんお断り!最低エピソードⅣは観よう!

あらすじは、完全に旧三部作をリメイク&続編化している。
宇宙を救った反乱軍だったが、最後のジェダイ・ルークが
失踪。帝国軍のソウルを引き継ぐファースト・オーダーが
君臨し、またもや宇宙は混沌の渦へ…

問題解決のキーであるルークの居場所が分かる
地図を持ったドロイドBB-8、
戦いが嫌いなストームトルーパーFN-2187、
田舎でくすぶっている女、
そしてミレミアムファルコン号を探している
ハン・ソロ&チューバッカ。
彼らが次第に集結し、
またもや悪を倒す壮絶な旅へ誘われる…

んっ、察しがついているとは思うが、
エピソードⅣとほぼほぼやっていることは同じである。
特に田舎でくすぶっている人が、
地図を持ったドロイドのせいでヒーローになっていく、
ならず者を連れて…って一緒やんw
「ファントム・メナス」での失敗を活かして、
プロットをおさえに来ました。

しかしとは言っても、今回凄いのがストームトルーパー
葛藤にフォーカスを当てたところだ。
スターウォーズシリーズで殺されまくっていた
使い捨て要員であるストームトルーパーにも
心があることに目を向けているところにぐっとくる。
特に同僚の血を見てPTSDみたいになる様子は、
妙に格好良くてカタルシスを生む。
いいじゃん、エイブラムス王道とチャレンジを
バランス良く配合したんだねと思ったのだが…
これって一見さんには辛いんじゃないかな~
冒頭の説明文からして、設定を知らないと
分かりにくいし、肝心なライトセーバーアクションの
キレがない(当然っちゃ当然なのだが)。
ドッグファイトシーンも、従来のシリーズ作品に
比べるとインパクトに欠ける。
ファンなら耐えられるが、むしろ歓迎だが。
初心者には特に冒頭1時間疑問符だらけであろう。
さてこっからは、
もう少しキャラクターとストーリーに
迫ってみよう

キャラクターの作り込みに問題あり

一般的に旧3部作は、
ジョージ・ルーカスがハリウッド帝国をやっつける話をSFに
アナキン3部作は独裁に陥っていくルーカスを
反映させていると言われている。
今回の第1章はエイブラムスの心情を反映させていると言えよう。
もはや、誰もが傑作と認めファンの期待が高すぎる
シリーズ。「果たして、ルーカスを超えられるのか」と
いうエイブラムスの不安がカイロ=レンやレイ、フィンに
色濃く反映されていた。なので、インパクトが薄い。
旧3部作のルーク・スカイウォーカーのような夢を持った
青年像、アナキン・スカイウォーカーの強大な力を
持つが心の邪悪に蝕まれている男っといったはっきりとした
人物像がないためか、主役はBB-8?ハン・ソロ?
疑問視するほど地味だ。特に悪役であるカイロ=レンは
マジで強さが分かりにくい。
すぐに仮面を外すし、とにかく病んでいる。
病んでいるならサイコレベルにすべきなのに、
いつもナヨナヨしていて、ライトセーバー歴0分の
レイにフルボッコされると非常に無様な姿を魅せている。

→NEXT:J・J・エイブラムスの迷いの演出

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