“Ç”クリスマス、子どもを映画に連れて行くなら…「I LOVE スヌーピー」

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(吹替)
(THE PEANUTS MOVIE)

I LOVE スヌーピー

監督:スティーブ・マーティノ
声の出演:鈴木福、芦田愛菜etc

評価:80点

12月と言えば、クリスマス映画の季節。
「妖怪ウォッチ」「ちびまる子ちゃん」
「スターウォーズ」
と子どもも観たくなる
ような作品が目白押しである。

しかし、ブンブンが太鼓判を押してオススメするのが
「I LOVE スヌーピー」だ。
昨日から公開でTOHOシネマズ
日本橋で観てきたのだが、
観客はブンブン含めて5人。
閑散としてました。

でも作品は超オススメ。
特にクリエイティブな子どもに育てたい
親は是非ともお子さんを連れて
観るべき。大量生産大量消費の
産物である○○ウォッチを魅せるのなら
こっちを観に行った方が
楽しく「学び」を得られることであろう。

遊び心をくすぐる作品「I LOVE スヌーピー」
を解説してくるぞ!

キャラクター造形だけに2年

本作は、予告編を観れば分かる通り
キャラクターの作り込みに力を入れている。
先日Zipで知ったことなのだが、
なんとたかが88分の作品にも関わらず、
キャラクターを作るだけでも2年かかっているのだ!

スヌーピーの「ふわふわ」している感じ、
犬小屋の堅そうな感じ、ピッグペン
の埃の質感。
すべてがあっと言わせられる。
アニメーションを作ったことがある人なら
驚かないわけがない。

まるでクレイアニメのような質感が
画面に立ちこめるのだが、
目が鉛筆で書いたような落書き調に
なっていたり、空想の描写は
マンガ調になったりと
ドンドンスタイルが変わってくる。

本作のアイデアの数々、小粋な笑い、
子ども向け作品ではあるが
大人も十分楽しめる
上手い作りである。

チャーリーブラウンってモテキのアレだよね

本作は映像だけでなく、ストーリーも
イケイケだ。ブンブン、実は初めてスヌーピーの
話を知ったのだが、「チャーリー・ブラウン」
「モテキ」の主人公並に童貞童貞していて応援したくなる。

劣等感の塊、女の子と話しただけでアガッチャウような
なよなよした少年が頑張って一目惚れした女の子に
アタックしようとする。大人目線で観ると「行けよ!」
と恫喝したくなる。普通だったら、そんな男に
フラストレーションしか抱かないものだが、
適度にスヌーピーの妄想劇やギャグが展開されるから
緩和されていて良い。

そして何よりも、チャーリー・ブラウンが読書感想文で
選ぶ本が挑戦的、しかも愚直に課題をやりきる
姿に感動を抱くであろう。

88分なので、暇だったらふらっと観に行くのも
良いかもしれませんね~

P.S.
本作の吹き替えで、
チャーリー・ブラウン役を演じた鈴木福の
演技が非常に上手いなと感じる一方、
魅惑の女の子役を演じた芦田愛菜は
ほとんどしゃべらないから驚きだ。

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